こんにちは、夫です。
移住先検討から始まったこのブログも、気づけば初ポストから1年半。リアルタイムでお話すれば、移住先を決め、土地を決めてから早1年弱経過します。その間にBESSと契約し、カントリーログ・カラマスの建築を決め、間取りやら設備やら諸々の検討を進め、、、
そうして、去る先月下旬に、とうとう建築の一歩目となる地鎮祭を執り行いました。そうです、例年よりはるかに遅い梅雨明けの合間を縫えず、むしろ明ける前の最後っ屁のような強雨が降り続く中、家からすぐそこのLOGWAY川口に向かうような軽装に身を包んで。。
備忘録も兼ねて、当時の状況を記したいと思います。
地鎮祭とは?
僕たち家族は、契約後の打ち合わせという早い段階で実施可否を確認されていた地鎮祭。家を建てることになるまで「地鎮祭」なんてワードは聞いたことなかったのですが、一体何するものなんでしょうね?
地鎮祭とは、土木工事を行う際や建物を建てる際に、神様に工事の無事や安全と建物や家の繁栄を祈る儀式のことを言います。
建物を建てる土地や、土木工事をする土地の氏神様の神主をお招きして地鎮祭をとりおこないます。お供え物をし、祝詞をあげ、お払いをして浄め、施主が初めてその土地に鍬や鋤を入れます。起工式と同時に行われる場合もあります。
ということ、らしいです。平たく言えば、土地神様に「これからよろしくね」と挨拶する感じですかね。
僕はあまり神仏の類は信じない方ですので、打ち合わせ当初は「お金もったいないしやらなくていいんじゃない?」と本音をさらけ出してしまい、担当者を困らせるばかりか嫁を呆れさせ、更に親戚から叱責に遭いました。。この世の中の神仏至上主義的な思考には辟易するのですが、開催後の今は、実施しておいてよかったな、と振り返っています。
ちなみに上記サイト、地鎮祭の1週間前は準備から何から大変お世話になったのでオススメしておきます。
地鎮祭開催に向けて
当初予定していた工事着工日が近づくにあたって、BESS担当者から「そろそろ地鎮祭の日取りを決めましょう」と提案され、担当者におまかせすること数週間。7月のある大安の日に開催が決まりました。
我が家はBESS川口からBESS栃木への移管工事。地鎮祭後に、現場監督やBESS栃木の担当者との顔合わせや打ち合わせも同日実施するということで、スケジューリングはなかなかハードなようで、、更にここで判明したのが、着工が予定していた時期より1ヶ月ほど後ろ倒しになりそうなこと。どうやら現地の工事が集中しているようで(増税前の駆け込みですかね?)。道理で着工予定日から逆算した地鎮祭予定日が迫っているにも関わらず、BESS担当者は余裕こいてたわけだ、と妙に納得。
まぁ遅延はともかくとしても、無事吉日に開催が決まり、僕たち家族にとってその日は、伐採後の我が土地を初めて見る日になるため、一層楽しみにしつつ毎日を過ごしていたわけでした。一応事務的なことも書いておきますが、詳しくは上記サイトご参照を。
1)服装
あらかじめ担当者から、服装はフォーマルでなくて結構です、と伝えられていました。まぁ元々そんな予定でなかったため気にしてはいなかったものの、さすがにTシャツ・短パンってわけにはねぇ、ということで一応Yシャツとスラックス的な無難な格好をしていった記憶があります。本当に特に服装は問わないようですね。
2)初穂料ってやつ
僕たちは、地鎮祭の段取りはすべてBESSに任せていましたので、神主さん、お供え物、祭壇など必要なものはすべて用意してもらいましたが、当日かかる費用を「初穂料」として神主さんへ直接渡してください、と担当者から具体的な金額を添えて指示があり、言われるがまま対応しました。
上記サイトから、適当なのし袋の種類を調べて購入し、新札を準備して拙い字で氏名を記し、袱紗に入れる。この地鎮祭開催において唯一、僕たち家族が自ら用意したものですね。段取りから自身で行う場合は別として、僕たちのようなケースは、基本指示待ちで問題ないと思います。(といはいえ急かしましたがね、、、)
3)所要時間
大体30分と少し、あっという間に終わりました。降りしきる雨の中の強行開催だったため、地鎮祭に参加していた誰もが早く終わることを願っていたのかもしれません。
祭壇の周囲には即席の4つ足テントが事前に組まれており、僕たち参加者は傘を差してしたので濡れることはありませんでしたが、祈祷に専念する神主さんの雨をもいとわないその姿には感謝感謝でした。
地鎮祭を終えて
1)地鎮祭当日レポート
さて、当日は午前中から予定していた地鎮祭に間に合うべく、早い時間から車を走らせたわけですが、たまたま都合のついた義父母も急遽参加することとなり、義父母、僕たち家族の計5名で現地に赴きました。
先にお伝えした通り予想以上に早い散会でしたが、会進行していたBESS担当者に促されるまま祭壇の前につくられた小山に鍬を入れたり鋤を入れたり手を合わせたり、やることはけっこうありました。
恒例行事とはいえ、縁あって購入したこれから我が家を支えるこの土地に改めて感謝する機会が持てたことと、いざ建築が始まる前に一度立ち止まってしっかり自分の口で無事を祈ることができたのは、初心に戻る良いきっかけでしたし、工事関係者が一堂に会して祈願するこの場を持って初めて、関係者全員が同じ方向を向いた感じがして、なんだか心地良かったです。
2)よかったな、と思うこと
そして地鎮祭を実施して一番適切だったな、と思ったのは、土地近隣の住人に挨拶できたこと。
工事を始めるにあたっては、BESS担当者や現場監督が事前挨拶する、とその配慮は聞いてはいたのですが、長期間の工事となると騒音等で迷惑をかけるわけですし、特に隣家へのご挨拶は、家主が頭下げてナンボのもんですよね。そう考えたものの、我が家は土地探し当時「森」と呼んでいたほどの立地、3方向には木々と草花と畑しかありません。隣家と呼べるのは道路を挟んだ向かいのオシャレなログハウスのみ。お向かいにお住まいの方は土地探しの頃から面識があって事あるごとにお話していましたが、この地鎮祭終了後に、改めて義父母とBESS担当者を伴ってお伺いしました。
さすが田舎クオリティなのか、鷹揚な笑顔で工事の無事を祈ってくれるだけなく、長い間空き地だった向かいの土地の樹々が伐採され、そこにとうとう家が建つということに僕たち家族以上に喜んでくれているようにも見えて、ただただ頭が下がるばかりでした。これから健全な近所付き合いの第一歩を踏み出せたと思うとほんとに機会に恵まれたな、と顧みています。
伐採後の土地の状況は・・・
肝心要、僕たちがある意味一番気にしていた伐採状況はというと、、
キレイさっぱり、ほんと容赦なく土地周囲の樹々以外軒並みすべて伐り倒してくれたようで、僕がお願いしたシンボルツリーをいくつか残してね、なんて願いはどこへやら、、まぁあまりの潔さと広大さにまったく嫌な気持ちにならなかったのが不思議です。
なお、当初の計画の通り、倒伐された原木たちは、幹線道路から見た土地最奥部にドシンと幅利かせてましたね。下手したら我が家より場所とるのではないかってくらい。粗方熱源へ変換しきるまで一体どれほどかかるのでしょう。庭仕事が捗ります。お向かいさんも巻き込んでみようかな・・・
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