ログハウスの建築ログ#2|モヤモヤの着工を迎えて

おうちのこと

こんにちは、夫です。

地鎮祭からおおよそ1ヶ月弱ほどの空白期間を経て、我が家は8月末に無事着工になりました。元々契約した際には7月上旬の予定だったんですけどね、、約2ヶ月の遅れを持って工事が始まったということです。ただご周知の通り、我が家には今後の工事進捗に不安な要素もあり、、、

さぁ、どうなる?いよいよ二次元で検討していた我が家が三次元的に建ち上がり始めます。

一抹の不安、それは・・・

契約を交わして1年弱、ああでもないこうでもないと図面とにらめっこしていた頃から今か今かと待ち続けた工事がとうとう始まりました。地鎮祭で挨拶した隣人や近隣の知人からは着工後の写真が送られてきたり、BESS担当者からは現地確認の際の状況が綴られてきたり、多方面から報告をいただけてありがたいのですが・・・

僕たち家族、着工後すぐには現地に行けないんですよね。そして向こう数週間は見に行けそうなスケジュールもとれそうになく。

そう、なぜならもうご存知の通り、僕たちの新居は、現在の住まいから約150kmほど離れた那須塩原市に建てているからです。うーんこの今更感。ですので、現地を訪れるには休日に自家用車をすっ飛ばして向かうしかないのですが、不幸にも今年の9月はイベントごともあって毎週末バタバタとしていたんです。進捗は気になるものの自分ではどうにも確認できず、嗚呼せめて8月中旬あたりに着工を迎えられていればすぐに飛んで行けたのに、と工期を逆恨みしてはどうにもならない不甲斐なさに苛まれたり。

現地を自分の目で確かめたかった理由

いや、当時から分かってはいたんですよもちろん。所詮素人の僕が、どれだけ目を凝らしても工事の不備や不手際を見抜けるわけがないことくらい。でもそういうことではなく、工事が始まってからなるべく早いタイミングで現地を訪れたかったのはいくつか理由があります。

①我が家の建設に携わる職人さんには挨拶しておきたかった

やはりマイホームは一生モノですからね。仕事とはいえ、ゼロからそれを生み出す役割を背負った職人さん方には、早いうちに家主として挨拶し、できることならその人となりを感じ、僕たち家族の誠意とマイホームに対する思い入れを伝え、その巨大さを受け止めて日々の工務に従事してほしいな、そう思っていたんです。なんかこう書くと重いですね、、、

でも結局、どれだけBESS担当者がいいかげんでも(例えですよ)、どれだけ現場監督が杜撰でも(これも例えです)、現場でログ材を抱えハンマーを持つ職人さんが図面に従って丁寧に仕事さえしてくれれば、後で支障のある家はできないだろう、とそう考えていたんですね。どの仕事も同じように感じますが、結局は現地の「ヒト」次第だろうと。

職人さんサイドとしても、顔を見せない家主より挨拶でもされた方が同じ仕事でもやる気は出るものだと勝手に解釈しています。見せないより見せた方が、それこそ何度も通ってこそ職人さんも自分事と思えてくるんじゃなかろうかと。僕がその立場だったらそう思います。

②僕たち家族が突然現地に顔を出したときの職人さんたちの反応を見たかった

これも①と似たような考えではあるのですが、家主が突然来訪したとき、現地の職人さんたちはどんな顔をするだろうか、確認してみたい意図もありました。工事の邪魔になる場合は別として、快く出迎えていただけるのか、ともすると嫌がられたりなんてしないものか。嫌がられるなんてよほどのケースでしょうけど、あまり好意的な反応を示さなかったりすると、なんとなく後ろめたいことがあるんじゃなかろうかと不安になっちゃいますよね。

③基礎工事の状況を自分の目で確認しておきたかった

着工と同じタイミングで、BESS担当者からは基礎伏図が送られてきていました。これは名前の通り基礎工事の設計図ですね。カントリーログの基礎部分は、「ベタ基礎」といってデッキを含めた家の床部分にあたる箇所すべてにコンクリート打設し、その上に鉄筋組みを行う工法のようで、頑丈かつ割と一般的な基礎構造のようです。

僕が基礎部分の工事状況を確認したい、というのは、決して技術レベルとかそういう難しいことではなくて、精確さ、綿密さ、そういった部分でした。例えば鉄筋が均等かまっすぐか、とかコンクリート部分が平行か、とか。それが家の建築においてどれだけ影響があるのか素人には分からないものの、その素人でも丁寧さを欠かさなければキレイに仕上げられそうな箇所とでもいうんでしょうかね。そういうのを見てみたかったです。

④住居区画と庭区画をイメージしたかった

僕は建築と並行して可能な限り外構工事を進めたいと思っており、すでに業者にも話をつけていました。とはいえ、ある程度のイメージを伝えないことには代行業者も外構プランを練れないのは当たり前のこと。そう頻繁に訪れた土地ではなく、ある程度カントリーログが建ち上がる部分が把握できないことには妄想すら難しいことから、着工して基礎工事が完了する頃、遅くともログ組みされたあたりには現地を観察すべきだと考えていました。

最終的にこの計画は、季節によって頓挫しました。外構工事は家そのものが形になるまで着手しにくいこと、またそれを待っていたら本格的な冬が到来することから春を待って進めようという結論に至ったんですね。でも着工当初はこのような思いもあって焦っていました。

実は、上記の殆どがこの土地を購入した際の売主である不動産屋さんに教えてもらったことです。坪単価にするといくばくにもならない土地を購入しただけの僕に、建築・不動産業界のイロハを優しく教えてくださった恩人です。もちろん彼は住居の建築にはタッチしていませんが、着工となったら必ず現地確認に自ら行った方が良い、と口を酸っぱくしてアドバイスしてくれました。結局すぐには行けなかったのですが。。

そして、未完成のマイホームに会ってきた

モヤモヤしながら着工から1ヶ月経過し、ようやく今月初旬現地に向かった僕たち家族。ちなみに日曜日のこと。

そう、日曜日は工事はお休みで、基礎工事は完了し、1週間後に迎えるログ組みのため足場を組んでいる最中のような状況でした。そんな様子をただただ外から眺めるのみ。職人さんにお会いできるわけでもなく、さらに休工日は土地内に侵入できないようバリケードが張られていて、(持ち主にもかかわらず)近くで確認することも叶わず、遠くから全貌を収めるだけに留まりました。

それでも感慨はひとしおですね。土地を購入した際に思い描いたイメージにピタッと嵌る感覚もあれば、思った通りにはいかなそうな感覚もあり。何より僕が到着した瞬間に気になったのは、想像以上に狭い庭部分。あれ?と半ば裏切られたようにも感じたのですが、よくよく考ると、伐採した大量の原木が眠る一区画、そして周囲5mほどに残された立木。こいつら、意外とスペースを食っていました。早いうちに片付けないとですね。。

まだまだ工事は続く・・・

僕たちが訪問した数日後、予定通りログ組みがスタートし、わずか2日ほどで2Fまで組み上がったとの報告がBESS担当者と現場監督から入りました。わずか1週間のずれ、、つくづくタイミングが悪い家族ですね。それでも送られてきた写真を見て、よりイメージを膨らませるのでした。

そろそろ職人さんにも会いに行かなきゃと思っています。そしてできれば、牽制の意味も込めて2週間に一度ほどは顔を出したいなぁと。遠方での建築は何かと不安が募りますね。

それではまた。

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