こんにちは、ハカイです。。
とうとう関東も梅雨入りして、もう7月だというのに連日雨が続きます。5月下旬あたりから週末を狙ってやってきていた雨雲のせいで、今年も薪活が思ったように進みません。今年は3年目にしてとうとう薪を購入する一大決心をし、B級薪をたらふく積んだ2tトラックがやって来たのは、ついこの間のこと。もちろん薪活をサボるために仕入れた訳ではなく、来年に向けたストックのため。なのに薪活が進みません。。
まぁ薪についてはまたにすることにして。。
焦ってます。レイズドベッドのDIY、前編をアップして早くも1年が経とうとしています。こんなはずじゃなかったのですが。幸いにも最近SNSでレイズドベッドに関する質問などをいただくことになったので、いそいそと腰を上げる始末。。
前回のおさらい
前編はこちらから↓
元々家庭菜園をつくりたくて始動したレイズドベッドづくり。何しろ我が家の地盤は硬く、少し掘るだけで石がゴロゴロと出現してくるのでどれだけ事前に手をかけてもしっかり野菜は育つのかな、と不安に感じたのが始まり。
そこからDIYすることを決意した訳ですが、いかんせん昨年の僕は超がつくDIY初心者。どんなレイズドベッドがいいのか悩みに悩んで行き着いた先がDIYer達が披露するYouTubeでした。
今回はその作り方を中心にお伝えします。
レイズドベッドの近況報告
こんな感じ。6月上旬のことです。昨年の秋のうちから少しずつハーブ系を寄植していたのですが、シーズンもあってなかなか賑やかにならないまま冬を過ごし、暖かくなった頃に再びいくつかのハーブにコンテンポラリープランツを寄植し、仕上げに100均の草花の種をパラパラと。
いかがでしょう。5月に入ったあたりからみるみるうちに生長し始め、今ではカモミールを中心にカラフルに咲き誇っています。これもまたぐずぐずしていた天気が影響してあまり間引きできなかったので、根っこのあたりは蒸れてしまってる感じがありますが、まぁむしろ自然でいいのかな、と。
今植えているのは、ジャーマンカモミール、コモンタイム、フォクスリータイム、レモングラス、レモンバーベナ、ルバーブ、ローズマリー、ラベンダーミントにスペアミント。これに宿根草をいくつか植えたらレイズドベット1基は割と満員。100均で買った花の種(品種不明)が開花したと思ったらなかなかの彩り。
6月に入ると時折降る雨に花や葉を濡らし、陽が当たるとキラキラと煌めいてとてもキレイです。晴れた日にはちょうちょやハチが蜜めがけて飛び交い、茎や葉にはアリやバッタも見かけ、ちょっとしたナチュラルガーデンですね。
レイズドベッドは2基つくったのですが、もう一つには根菜類を中心とした家庭菜園として機能しています。冬場は人参と大根、今も人参を育てています。レイズドベッドの土は大変ふくよかで、野菜が育つに最適な環境のように見えます。高さがある分雑草が芽吹くことも少なく、気温の影響も受けにくいため土が締まる感じもない。
にもかかわらず、レイズドベッドの野菜菜園はなかなかうまく実りません。。なんででしょ、、これからもう少し試行錯誤が続きそうです。
レイズドベッドの制作過程を紹介します
僕が参考にした、いやそれじゃおこがましいですね、、丸パクリしたYouTubeがこちら。
Taro’s Workshopさんのもの。基礎編から全5編にわたって作成されていて僕のようなDIY初心者でも非常に分かりやすい。いやーこうやって見ると庭先にこの程度の木枠をつくるだけのことでも大仕事ですよね。。我が家なりにアレンジした細かい部分などをまとめてみたいと思います。
基礎にはコンクリートブロックを使用した
動画では基礎に民地石を使っていました。幅が600mmと長さがあり、基礎としては使いやすそうに見えましたが、何を隠そうこれ高いんですよ。「地先ブロック」などという名称で売られていますが、1個大体\600ほどします。2m×1mサイズを想定していたので、基礎のブロックだけで12個、つまり\7,000ほどかかることになります。このサイズのレイズドベッドを2つ、、つまり基礎のブロックだけで\14,000、、、考えられません。。
ということで、よくあるコンクリートブロックを使うことにしました。こちらは1個\100ほど。サイズも考慮するとレイズドベッド2基で計28個必要。つまり\2,800です。なんと1/5で済むことが発覚し、迷う余地もなくコンクリートブロックの購入を決意。
ちなみに地先ブロックと比較するとコンクリートブロックの方が100mmほど高いので、地面からの高さを調節してあげないと少し不格好な気もして、基礎部分には穴を掘ってブロックの下半身は埋めることにしました、まぁこれが重労働を強いる原因になったのですが。
四方を囲う枠には杉のプレート材を使用した
動画では1×4材を使っていた枠ですが、僕はホームセンターでセット売りしていたプレート材を使いました。値段の兼ね合いもあったのですが、1×4材より幅のある材を使えばその分ビスを節約できるだろうと考えた訳です。1×4材の幅は89mm、一方僕の購入した杉プレート材は180mm。1×4材だと約2mの長手をつくるのに材と材の間にある隙間を考慮しても20枚以上必要ですが、杉プレート材選んだことによりわずか10枚で済みました。
杉プレート材は表面がザラザラしており手に触れる建具には不向きですが、外構ですしあまり気にしません。どうせ防水防蟻目的で塗装しますしね。見栄えを気にすると幅の狭い材が縦に並んでいた方がスッキリ見えるだろうなぁとは思ったのですが、コストと加工の簡便さを重視した結果です。
コーナー材は省略した
レイズドベッドの縦板下部や四隅の角部に付けていたコーナー材。これがあるだけでまとまりがあるように見えますよね。近くのホームセンターを駆け回って探したのですがなかなかこれに相当するものがなく。探しているうちに面倒になってきて、まぁなくてもレイズドベッドとしての役目は果たすか、と思ってしまって結局いまだつけていません。。ベテランDIYerとの違いはこういう細部の丁寧な仕事に現れるんですよね、、、
画像で振り返るダイジェスト
製作工程を確認するには、Taro’s Workshopさんの動画の方が遥かにわかりやすいのですが、外構DIYの大変さが骨身に沁みた昨夏の思い出を残す意味でも紹介します。
基礎づくり
レイズドベッド2基分の基礎はこんな感じ。ちなみに奥の方に無造作に投げられたような石群はすべて、このコンクリートブロックを埋めるために掘った溝から出たものです。そう、基礎をブロックに変えたことで掘り上げる深度も若干深くなり、巨石が出現するたびに更に深くなっていくスパイラル。
一応水糸を張って2基分の水平と並行を維持していたのですが、さすがに5m分のブロックを並べると僅かに誤差が生じるもので、最後に残った1ピースのブロックは半ば強引に差し込むようなイメージ。不要に掘ったデメリットです。
完成後に振り返ってみると、別にブロックを埋めなくても用意した枠板で覆い隠してしまえば見た目も悪くはなかったんですけどね。。
枠板を組み立てる
設置後の画像がこちら。未塗装の状態なので、杉の木目が鮮やかです。高さは地面からおおよそ50cmになるように仕上げました。50×100×200cmの木造筐体が2基もあるとそれなりに壮観ですね。
内部はこんな感じ。動画の構成を忠実に再現しています。これを余っていた外構用塗料で塗装し、断熱パネル(我が家ではスタイロフォームを使いました)をかませて、レイズドベッド自体は完成となりました。
黒土を投入する
レイズドベッド用に準備した用土は、ホームセンターに発注した黒土約3.5t。レイズドベッドのサイズ的に2基で最大2立米、つまり概算で3.5t程度だろうと目算しました。これに牛ふん堆肥と薪ストーブが量産した灰と、コンポストがつくった生ゴミ堆肥を丹念に混ぜ込んだオリジナル用土です。
正直基礎づくりも非常にハードでしたが、レイズドベッドづくりにおいて最も足腰に来たのは、3.5t分の黒土を運び込むために我が家の駐車場からレイズドベッドまでの約30m、一輪車を両手に何往復もしたことです。レイズドベッド脇までトラックを停められたらと何度も後悔しましたが。運び入れた先からショベルで投入し、いやーちょうど真夏でしたしほんと過酷でした。
そして完成に至るという訳です(完成画像はなし)。偉そうに「画像で振り返る」なんて題しておいて、思ったより制作過程の写真が残っていませんでした。あしからず。。
最後に
6月も下旬になってきて、梅雨の合間に摘む頻度も上がり、カモミールとタイム、ローズマリーの収穫量が目に見えて増えました。カモミールなんて一体いくつの花をむしったことでしょう。テレワークの昼休みには、園芸ハサミとボウルを持って娘とレイズドベッドへ向かうのが習慣になりました。娘は昆虫を見るたびに、その動作に意味を見出そうとして「何してるの?」と聞いてきます。生き物を愛でる場が敷地内にあるだけで、自然から様々なことを吸収してそうで、レイズドベッドをつくった本当の価値はこういうことなのかな、と勝手に考えたりします。
先週末には、根元に害虫が集っているのを見逃せなくなり、1基のハーブガーデンを軒並み掘り起こして植え直したら、スッキリと見栄えが良くなりました。もう一方にも新たにほうれん草の種を蒔き落花生の苗を植えてみて様子見です。
本当は家計に還元するくらい実りがあるに越したことはないのですが、実益はもう少し長い目で見ることとして、今は植物の成長と生き物との触れ合いを娘と楽しもうと思っています。
それではまた。
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