こんにちは、夫です。今日はずいぶんと暖かい日になりましたね。
朝起きるたびに家の中の冷気を浴びては新居を夢見る日々が続いています。
これまでつらつらと語ってきたように、移住して自然豊かな地方に暮らす、そして樹々に囲まれてログハウスに住む・・・
こんな話をしてると、やっぱり憧れちゃいますよね、薪ストーブ。今回はそんな話です。
薪ストーブ、要る?
ご多分に漏れず、我が家でも、いや僕も薪ストーブを設置するという夢を昔から描いていたわけなのですが、導入費用のバカ高さに尻込みしてたんですよね。。
そんな中、知ったんです。
僕たちが最終的に選んだ、BESSのカントリーログ 。このモデルは何と!薪ストーブ標準装備なんですね!
いやーテンション上がりましたよほんと。ただでさえ安くはない費用に追加で薪ストーブだなんて非現実的でしたからね。
もちろん、設置しないとなれば、今の見積もり総額から8ケタ単位の数字が下方修正されるんでしょうが、当然僕にはその選択をする頭はありませんでした。
ところで、どんなモデルがいいんでしょうか?様々な疑問が浮かびますよね。
薪ストーブの選び方
前提として、僕は薪ストーブに関してまったくの素人です。
ただ、自分のわからないことはとことん調べる性分で、今回設置すると決めてから、独学ながらら色々と勉強してみました。
とはいえ所詮素人の付け焼き刃レベル。
薪ストーブの構造やら種類やら細かい説明は専門家にお任せするとして、僕自身が薪ストーブを選ぶにあたって初めに考えたことをお話します。
1.サイズ感
薪ストーブのサイズ感。ここでは、主に2つの意味合いを指しています。
一つが、薪ストーブが収まるであろう、1Fリビングの広さに対する物理的なサイズのこと。
僕たちが建てる予定であるカントリーログ ・カラマスのリビングダイニングは、おおよそ22畳ほど。縦横で見ると、4.5m × 7.3mほどですね。けっこうな広さ。。
このスペースのどこかに、どでかい鋳物の筐体と、これまたぶっとい煙突が収容されるわけですから、それなりの圧迫感があります。
冬は最上の暖房器具として威力を発揮する薪ストーブも、春〜初秋はただのインテリアですよ。
リビングスペースにうまく収まるサイズ感は大事ですよね。
もう一つが、三次元的な意味合いのサイズ感。つまり、薪ストーブの熱出力と暖めるべき体積のバランスですね。
一概には言えないものの、一般的に10kW/hほどの最大出力があれば延床30坪以上のカラマスでも十分暖まるようですが、木造と比べてコンクリート造の必要熱量は2倍近くになるようですし、必要十分なサイズの選択がベターでしょうね。
ある程度経験値を積めれば、高火力の薪ストーブでも室温コントロールが十分可能になるようです。
2.デザイン性
一般的にログハウスといっても、ログ材の種類や形状、内壁の色合い、天井のイメージなどなどで、インテリアデザインは大きく変わってきます。
BESSで言えば、カントリーログには北米テイストだし、G-LOGは北欧インテリアが似合いますよね。ワンダーデバイスはインダストリアルな感じかな?きっとBESSフリークなら頷いていただけるのではないかと思います。笑
薪ストーブにもアメリカのメーカーのものもあれば北欧のメーカーのものもあり、どれも甲乙つけ難いんですよね。。
デザイン面でいえば、アメリカ産の薪ストーブは、重厚でクラシカルなデザイン。リビングの隅にどしっと鎮座していて、まさに「暖炉」というイメージぴったりですよね。背景はレンガでしょうか。
一方、北欧産の薪ストーブは割と洗練されていて、スタイリッシュでモダンな感じ。薪ストーブと扱われなくても、それだけでインテリア足りえるというか、背景が窓でもタイル張りでも、あまり主張することなくリビングに溶け込めるイメージですかね。
これらの感覚はあくまでも主観ですが、これから作り上げていくマイホームのインテリアをどうしたいかによって、そこに違和感なく設置される薪ストーブの候補も限定されていくでしょうし、逆に設置したい薪ストーブからインテリアを考えていくのも一つだと思います。
僕たちはかねてからカントリーログ の外観でありながら、内観はG-LOGに近づけたいという夫婦感の共通項を持っていたので、必然的に薪ストーブはモダンなデザインをピックアップしていました。
3.用途は?
薪ストーブをただの暖房器具として扱うか、先にあるようにインテリアの一部として機能させたいか、はたまた調理器具としても活用したいか。
こんな用途によっても薪ストーブは分類できますね。
モダンな北欧メーカーのものは、例えばドブレヴィンテージのように、デザイン性を重視した結果、天板部分が曲線を描いていて、調理する際の熱源としては利用できない機種もあります。
また、ピキャンオーブンのように、薪を燃焼させる火室とは別にオーブン室を設けた、調理熱源としての一面も併せ持つクッキングオーブンもあります。薪ストーブのオーブンで焼くピザの美味しさと言ったら、、まぁ食べたことありませんが。。
こんな風に、薪ストーブがある生活をどう創造していくかによっても選択肢が変わってきますよね。
4.ランニングコスト
メーカーやモデル問わず、薪ストーブである以上は、薪はまず必要です。(当然のことを述べました
お住まいにもよるものの、一冬越すのに必要な薪の量は約3トン、、これ、相当な量ですよね。。
薪の調達方法によっては、下手すると一般的に利用されている石油ストーブやエアコンより更にコストがかかることは想像できますが、薪ストーブそのものにかかるランニングコストも認識しておくべきです。
その一つはメンテナンス費用。
例えば、煙突の煤落とし。一般的に水分含有率の高い針葉樹を燃やすと煤が出やすいと言われていますが、そんな針葉樹も完全燃焼できる(と謳う)薪ストーブは、広葉樹を主燃料とする薪ストーブと比較するとメンテナンス費用を抑えることができるような気がします。
また難しい話なので簡単にしか触れませんが、薪ストーブには燃焼方式が数種類あり、中でも薪の完全燃焼効率が高いと言われているのは触媒方式、というもの。
この触媒方式は、排気に混ざる可燃ガスを触媒を通すことで再燃焼するもので、その効率性の代わりに数年に一度、数万円もする触媒を新調しなければいけないという費用負担が発生します。
このあたりは住み始めた自身のライフワークにも直結するので、どの薪ストーブを選択するかという決断において割と重要な要素ですよね。
・・・結局どうやって選べば?
と思いますよね、、結果ハンパな知識をひけらかしてしまったので。。
でも、結局は専門的な情報を仕入れてくるしかないんですよ。僕も相当ネット社会を彷徨いました。。
ただご安心ください。この世界にも先人という方はいらっしゃって。僕が参考にしたブログやら何やらをまたいずれ紹介したいと思います。
他方で矛盾するようですが、デザインで決意しちゃうのも悪いことじゃないと思います。惚れた薪ストーブに合わせて生活設計をするってカッコいいですしね。
デザイン性に関しては実物を見に行くしかないと思います。
僕自身、妻がまとめているように、BESS展示場をベースに、薪ストーブを設置しているスポットに出没しては写真を撮って堪能する、なんて傍から見たら変態的な行為に没頭しておりました。
そのあたりも実物写真を紹介したいですね。なんだかんだ僕もデザインで選んだクチです。
薪ストーブについては、素人ながらなかなか語ることが多そうです。
ということで、それではまた。
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