こんにちは、夫です。
気がつけばもう10月。起き抜けの庭はまだ薄暗く15℃を下回ることも増えてきて、我が家では朝方だけエアコンを付けることが多くなってきました。ついこの間まで半袖短パンでベッドインしてた気がするんですけどね。。
あーさぶさぶ。ただいま14℃ですってよ。本日最高気温が19℃ですって。帰ってくるのがこわいよ。。#那須塩原 #新幹線通勤
— ハクアイ (@no_satogurashi) September 30, 2020
そろそろ本格的な冬がやって来る訳です。我が家にとって2年目の冬。初めてのこの季節は、引っ越してきたばかりというタイミングの悪さも相まって、室温キープに忙しない毎日でした。今年は同じ轍を踏まないよう、前もって備えておきたいと思っている今日この頃。意気込みもかねてまとめてみたいと思います。
昨年の冬はこちらから。
我が家の主暖房を紹介します
デデン。玄関続きの土間の最奥部にどっぷり構えた態度のでかいやつ。そう、薪ストーブ「AGNI-C」です。
岐阜城の鐘を手掛けた岡本社が、これまで培った鋳造技術を応用して作り上げた純国産の鋳物薪ストーブがこの「AGNI」シリーズ。
昨冬はあまり活躍の場を与えていませんでしたので、僕の中では今のところカッチョええインテリアですね。やはり薪ストーブの空間だけ雰囲気が違うんですよね。娘二人もおいそれと薪ストーブには近づきません。この巨大な金属の筐体に何らかの畏怖でも抱いているのでしょうか。。
今冬からはこの薪ストーブが主暖房となる予定。ただ、色々と不安が残ります。今からでも間に合うことがないか、皆さんと不安を分かち合おうかと。
薪ストーブの心配ごと
①薪は足りるのか
ステイホーム中にこしらえた薪棚に積まれた薪はこのくらい。・・・どうです?スッカスカで全然積み切れてないって?
そうなんです。薪棚を完成させて少しばかり経過してから那須は梅雨に入り、そこからは皆さんもご存知の通り7月末まで雨続き。
もちろん太陽が顔を覗かせた土日もあったのですが、我が家の薪は庭端に放置された丸太をカットしてつくっているので、連日の雨でびしょ濡れになった丸太にチェンソーを通す気にもなれず、結局夏前から薪仕事はお休みしています。
まぁ何しろ、この夏に焦って割った薪はその後乾燥過程に入るので、どうせ今シーズンは使い物にならないことが分かりきってましたし。。
てな訳で、我が家の最大薪量です。昨年1週間で燃え尽きた、軽トラック1杯の引っ越し祝いに比べるとはるかに用意はできましたが、3ヶ月は持たなそうな。。ペース配分をしっかり計画しないと、最寒期に薪空っぽ、的なことになりかねませんよね。
一応言い訳のようですが、夏前から貯蓄薪の物足りなさに危機感を感じており、嫁が近場で薪を販売しているいくつかに購入打診してたりしたのですが、決して安いものではなく、何より庭に放置された丸太の束、そこら中に転がった枝、枝、枝。。当時は庭整備のために半端な樹々を野焼きしてたりしたので尚更。。
数ヶ月前に過酷な冬を体験したぬくぬく家族だったことを懸念していたため決してケチるつもりはなかったのですが、すぐそこに消費している枯れ木を買う、という矛盾した行為に決断が鈍り、そうこうしているうちにどこの業者の薪も売り切れてしまったのです。ドンマイ。
薪ストーブ設置エリアの薪は半年前から売り切れていくんですね。。また新たな気づきを得られた気分です。皆さんもお気をつけください。
②そもそも薪は乾燥しているのか
そうなんです。冬を乗り越えるために薪そのものの貯蓄量を増やすことは確かに大切なのですが、効率よく暖を取るためには、しっかり水分が抜け切っていることが最重要。
一般的に割った薪を利用するには、約1〜2年ほどの乾燥期間が必要だと言われています。天候に恵まれれば1年。我が家の薪は一番早くて今年の2月に割ったもの、最近では6月あたりまで薪仕事を続けていたので、乾燥期間としては半年未満〜1年弱程度と言えます。
どう考えても心許ない。更に追加すれば、薪棚を完成させる前に割った薪は野ざらしにされていた期間もあり、決して最適な環境で乾燥できていたとは言いがたいものです。
多少効率が悪くても消費しないことには凍え死んでしまいそうなので強行しようと思ってはいますが、過度に水分量の多い薪を燃やすと、当然熱に変わるべきエネルギーを水分蒸発に利用してしまうことで、室温上昇効果も低下するうえに、煙突に煤が付着しやすいなど薪ストーブ本体にも余計な負荷をかけていしまいかねないのがネックです。
薪ストーブ稼働に備えて、簡易的でもおおよその水分量を確認できるよう、水分計なるものを導入しました。薪の中心部にあたる部分に針を差し込んで測定する簡便な機械です。
薪として一定の火力を得るためには、少なくとも含水率が20%を切っている必要があるみたいですので、面倒は覚悟して、薪ストーブに放り込む前に含水率を計測しては燃焼すべきか判断することをルーティンにしようかと。
③1歳未満の娘は大丈夫か?
昨冬も我が家にはかわいい娘が二人いました。長女は1歳半と少し。もうある程度物心もついて、自分の意思でバタバタと走り回っている感じでした。次女は産まれたばかりでまた動くことさえ叶わないくらい。
昨年は奇しくも薪ストーブという巨大な熱源で火傷をするリスクが低い年頃に嵌ったおかげでそこまで薪ストーブそのものを危険視していなかったのですが、今年は次女がそろそろ1歳を迎えます。最近はハイハイで母の背中をどこまででも追っていき、都合の良いブツを発見するとヒョイッと掴まり立ちをして縦揺れしている様が微笑ましい訳ですよ。
さてそんなタイミングに薪ストーブ稼働。我が家は土間スペースに薪ストーブを設置しているため、一応居住スペースと明確に区別されてはいるのですが、活発な次女に土間とリビングの境界線なんてありません。
リスクを踏まえ、薪ストーブ家庭でよく見かけるハースゲートを導入しました。Amazonや楽天市場でコスパの良いものを探したのですが、安全面、頑丈さやサイズなどを勘案すると、高価ながらファイヤーサイド製のハースゲートに行き着きました。薪ストーブの販売元からかなり格安で購入できたので良しとします。上の写真にも見切れて一応写っています。
我が家の土間サイズ的には、ファイヤーサイド社の取り揃えるXLサイズ(全長2.8m)では短く、XXLサイズ(全長3.6m)では長いというか上手くフィットせず、まさに帯に短し襷に長し状態だったのですが、XLサイズにワイドセクションを追加すると、ジャストサイズで薪ストーブ周辺プラスアルファでキレイに囲めました。33cm幅のショートセクションと72cm幅のワイドセクションを組み合わせると適切なサイズで設置できるので便利ですよね。もちろん各セクションごとの単品購入も可能。このゲートで土間自体を囲んでしまえば、当然1歳の短い手も足も薪ストーブに届くことはありません。一件落着。
という訳でもなく、誤算だったのですが、このゲート、次女にとって掴まり立ちするに最適な高さみたいで。ハースゲートを設置してからは薪ストーブの前で掴まり立ち&縦揺れをするようになりました。、、、大丈夫かな?
④道具は足りているか?
昨冬は薪ストーブ生活1年目の入門者で、先輩方のSNSやブログを漁っては、薪の積み方、焚き付けの使い方、火の起こし方、空気調節の仕方など色々学んでは自分なりに解釈して実行しました。
その過程で揃えた道具はこの通り。
まず、BESSガジェットで揃えたファイヤーツール一式。火かき棒、灰かき棒、スコップ、ホウキのセットですね。ぶっちゃけ、ほとんど使いません。たまーにホウキで薪ストーブ周りを掃いて回ったり薪ストーブ内部に貯まった灰をスコップで除去する程度。ぶっちゃけ薪のお世話にはトングがあれば十分。不可欠かと聞かれると決してそうでもなく、ないと少し不便、くらいですかね。でも薪ストーブ脇にこの一式が置いてあるかないかで、醸す雰囲気がワンランクそれっぽくなりますよ。
着火剤にはマッチ型のファイヤーライターズ。チャッカマンのような火源がなくても、それこそマッチのように火が付けられるうえに、薪ストーブ内での火持ちは8分と抜群に長く、焚き付けへ火を移すのに重宝しています。難点は少し高価なことでしょうか。。でも火付けレベルがまだまだ低い薪ストーブビギナーのうちはまだまだお世話になりそうです。
そして火吹き棒。利用シーンの多いマストアイテムです。昨冬火付けがうまくいっていなかった頃は、いくつかの着火剤を無駄にしていました。序盤は空気もそれなりに取り込まなければいけないのですが、空気調整弁を全開にしてもなかなかうまく火が移らず、とはいえ薪を投入するサイド扉を開封したままにすると煙が逆流して上昇気流が生まれなかったり、、火吹き棒でピンポイントに空気を送り込むことで、火付けが随分と楽になりました。
また、一晩稼働した朝の熾き火から火を蘇らせるために火吹き棒は必須ですね。焚き付けと太薪を投入してしばらく待てば再びパチパチを燃え始めるのですが、空気を送り込んだ方がよりスピーディに立ち上げられるメリットがあります。
あと、意外と重い薪たちを運ぶのに有用だったのがログキャリー。我が家は玄関から少し離れた庭の一角に薪を保管しているのですが、ログキャリーを使うと一往復で済むようになりました。そして前述の水分計と耐熱グローブです。
昨冬はこのツールたちを駆使して乗り越えられましたが、今年主暖房を薪ストーブに譲るとすると、追加で導入したいのはログラックですかね。昨冬は庭に並べてあった薪をログキャリーで運び込みそのまま土間に転がしていたのですが、見栄えが悪い悪い。薪に入り込んだ虫たちが室内で活動するのも避けたいですし、適度なサイズのログラックをDIYして、その日その日に燃やす薪だけをラックに積むスタイルにしたいと考えています。
狙い目はこのファイヤーウッドスタンド。非常にシンプルな構造なのでDIY初心者の僕でも手が出せそうです。何とか寒さが本格的になる前に完成させたいところ。。
最後に
ウィンタースポーツやイルミネーション、天候によっては星空がキレイだったり、冬にはそれなりの楽しみはあるものの、やはり今まではその訪れを感じるとどこか気が滅入ってしまうことは多かったのですが、マイホームに引っ越してきてからは少し待ち遠しくなったようにも感じます。それもこれも薪ストーブのおかげ。薪そのものや周辺ツールが充実すればするほど、その傾向はより顕著になるでしょうし、今シーズンからは薪ストーブ主体の料理にもどんどん挑戦したいと思っています。
皆さんも冬支度をしっかりして、最大限このシーズンを満喫しましょうね。それではまた。
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