こんにちは、夫です。
この3月から4月にかけて、土地の決済もありキット発注後ということで設備関係の検討もあり、照明プランのプレゼンもあり、と気づけば毎週のようにBESSを訪れていた僕たち家族。
その日は確か、住宅ローンを巡る金融機関との打ち合わせ。いつものようにBESS川口に到着した僕は、まだ火を入れたばかりの薪ストーブを横目に定位置となった席につくのでした。そのとき目に飛び込んできたのは、カントリーログにキャンペーンモデル「カスキュー」登場!と書かれた、テーブル上のPOP。
「ん?」と意識を奪われるも、タイミング悪く現れた金融機関の担当者は、あれこれと僕の署名と捺印を求めてくるんです。心ここにあらずの状態で説明に耳を傾けては名前を書き、再び説明を聞いては判を押し、と所定のやり取りを終えた僕は、やっとのことでカウンターの内に立つ馴染みのスタッフに声をかけたんですよ。
「カスキューってなに?」と。
キャンペーンモデルとは?
BESSのカントリーログにキャンペーンモデル「カスキュー」が登場しました。
キャンペーンモデルといえば、かつての「カクタス」を思い出しますね。カントリーログモデルでありながら、土間中心の1F間取りと、2階にはベランダがありながら三角の大屋根、G-LOGに近づいたその フォルムと何よりその低価格で、instagramでは、標準モデルのカラマスやクミンより、カクタスのハッシュタグをよく見かける気がします。
BESSでは、通年のパンフレットに掲載された各標準モデルとは別に、キャンペーンモデルと称して、標準から大胆にモデルチェンジしたタイプが季節や期間限定でデビューするようです。
そしておもしろいことに、好評を博したモデルは、定期的に登場することもあるようですね。例に挙げたカントリーモデルのカクタスもそのパターンの一つです。さらに、キャンペーンモデルを経て標準化したモデルもあったり。WDもマッハもそうなのかな?詳しくは知りませんが。。
そんな期間限定のキャンペーンに新たに加わる「カスキュー」。その特長をまとめてみようと思います。
キャンペーンモデル「カスキュー」とは?
「家の中に、外がある。」これがパンフレットに掲げられた「カスキュー」のコンセプトのようです。ちなみに「カスキュー」とは、和名「ネナシカズラ」というツル性植物「カスキュータ」から名付けられたそう。標準モデルと異なるいくつかの特長をピックアップしてみます。
その1.サイズと間取り
パンフレットの描かれた間取り図を比較すると、カントリーログの標準モデル、クミンとほとんど同サイズ。玄関から内部を眺めると若干横幅が広い印象ですかね。とはいえカスキューは、玄関から展開する「インベーダーデッキ」と、それに並行するように広がったダイニングキッチンの開放感が一番の魅力で、横幅ながら縦に使ったスペーシングがクミンとは大きく異なります。
現に、同面積のクミンには1Fにも個室が1部屋設えられていますが、カスキューには1F個室がありません。2Fもクミン同様2部屋の仕様ですので、ほとんど変わらない延床面積にもかかわらず、クミンの3LDKに対しカスキューは2LDKです。間取り変更は当然できると思いますが、1部屋分の広さが1Fの土間とダイニングに反映されているわけですね。
因みに、パンフレットによるとアレンジプランもいくつか用意されているようです。インベーダーデッキを短くしてその分1Fに個室を設けたパターン(コンセプト台無しですが、、)、2F3個室プラン、全面フローリングなどなど。
その2.インベーダーデッキ
何といっても一番の特長はインベーダーデッキです。玄関を開けるとそのまま対面壁まで一直線に伸びる木土間。これが、カントリーログのデッキをイメージさせることから、土間でありながらデッキと名付けられているようですね。
パンフレットの間取り図を見ると、約7m×3mの土間が玄関から奥に伸びているわけです。合わせて玄関外には、このインベーダデッキから垂直に伸びる本来のデッキが約8×1.2m。家の外か中なのか、そんな細かいことを気にしなければ、1F面積の半分に近いL字型の「デッキ」がダイニングを囲っているその様は、確かに家の中に外があるのか、家の外に中があるのか、もうよく分かりませんね。笑
パンフレットでは、このインベーダーデッキにバイクを置いたりカヌーボートを置いたりしています。標準モデルの土間でも、DIYしたり、マウンテンバイクを停めたりガーデニングをしたりと、家の中のアウトドアスペースとして活用する様が紹介されていますが、インベーダーデッキはスケールが違いますね。男が憧れるガレージが家の中にできたような、夢のある木土間です。
その3.薪ストーブの標準設置
パンフレットをよく見ると、カスキューのために選ばれた薪ストーブが標準装備としてセットされるようです。このコンパクトさと給気ダイヤルの形状から推測するに、ピキャン社のネクター15のような。姿に似合わず高火力での薪ストーブ。BESSの展示場に一つは必ずと言ってもいいほどピキャンオーブンが設置されてるし、BESSにはピキャンファンが多いんでしょうか。。
また、薪ストーブだけでなく、背面炉壁の仕様や木製棚も標準設備として用意されるようで、インベーダーデッキとの一体感もさることながら、薪ストーブスペースそのものの演出まで手掛けてくれるのはありがたいですね。
その他にも、天井をOSB合板で仕上げたり6枚ガラス窓の付いた玄関扉だったり、標準モデルのカントリーログに一工夫凝らした細部がなかなか粋ですが、個人的に一番のポイントは、折れ階段ですね。玄関の対角線近くに配置したこの折れ階段のおかげで、1Fも2Fも立体的な広がりが生まれているような気がします。
さて、気になるそのお値段は?
パンフレットに挟まっていた特別価格表示では、地域D(首都圏)で本体価格1,900万円!同サイズのカントリーログ・クミンは、地域Dで2,015万円のようですので、やはりキャンペーンモデルはローコストですね。(いずれも2019年4月現在)
ただ、カクタス発売当時ほどのインパクトには欠けるかな、というのが僕の正直な感想ですが、2,000万円を切る価格からスタートできるのは非常に羨ましいですし、このモデルなら内装、設備、色々と試せそうですよね。
個人的には・・・(まとめ)
主観的な意見ですが、僕はあまり惹かれませんでした。。というのも、一番のネックはロフトの形状と吹き抜けの狭さです。カスキューは、縦長のインベーダデッキに対して吹き抜けは垂直に設置されているんですよね。上部が抜けていないことによって、インベーダーデッキの堂々としたその佇まいが、逆に圧迫感を与えてしまう懸念が拭えません。また、ロフトも階段が個室に挟まれて狭っ苦しく感じてしまいます。
キャンペーンモデル、特に新作の最大のデメリットは、実物を体感できないこと。こればかりはどうしようもないのですが、未来のBESSユーザーを惹き付ける魅力があれば、必然的に実際に建てられたカスキューも増えていくことでしょう。一度は本物に入ってみたいな、なんて興味もそれなりに。。関心のある方はぜひご検討ください!イチBESSユーザーとして楽しみにしています。笑
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