こんにちは、夫です。
最近嫁はキッチン設備に没頭しています。自分の希望を好き放題詰め込んで、それはもう快適なキッチン空間が出来上がりそう。その分予算は・・・ですけどね。
一方僕はといえば、キッチン以外の大物系を並々ならぬこだわりを持っていました。特にトイレ。初めてショールームを見学したときのことをまとめた過去のポストにも熱い想いがあふれていましたが、今回は、我が家のトイレ事情から僕のトイレ遍歴まで、赤裸々に語ろうと思います。
他人の下ネタになぞ興味はないという大半の方に、これ以上読み進めることはオススメできませんが、逆にある意味トイレについてこれほど熱く持論展開するブログ記事もまぁなかなかないと思いますので参考となること請け合いです。
トイレへのこだわりと性差を考える
我が家を建てることを決めた僕は、BESS展示場でトイレばかり見てました。いやこれ本当の話です。間取りや電気系統の検討を進める前から、キッチンはじめ各種設備ばかり気にしていて、時機でもないのにショールームに足を運んでいたものです。
その目的はまさにトイレ。しかし嫁に聞いても大して要望が挙がってこないんですよ。なんででしょ?
考えられる理由は二つ。一つは、嫁を含めた一般人はそこまでトイレに興味がないケース。用が足せて局部がキレイになりさえすれば、またその行為が全体を通して快適なものであれば多くを求めない、そういう方が普通で、つまり僕みたいなのがキチガイというケースですね。
もう一つは、男女でこだわり具合に差があるのではないか説。こんなことを言うとトイレ好きな女性から避難を浴びそうですが、一般論の話です。確かに、特に小用を足す場合の動きは男女で大きく異なります。
そこで気づいたんですよ、大変なことに。僕たち男性は、小事では便座を上げ、大事では便座を下げる。一方女性は、小事でも大事でも便座を下げたまま。家族において、男性が便座を上げっぱなしにしないことには、女性が便器を覗くことはないんです。
つまり、便器のあの汚穢にまみれた様子を毎度毎度目にするのは、男性だけでなんです。僕がトイレにこだわるのはここに理由があります。とにかく汚いんですよトイレが。住宅の中で一番不衛生なエリアであることは重々承知ですが、それでも極力衛生的でいたいんです。にもかかわらず、用を足す度に汚れていく様をこれでもかと見せられる。つぶさな進捗報告なんてこちらは求めていないのに。
家庭用トイレの形状を考える
トイレはすぐに汚くなる。それはわかりました。でもね、一般家庭の住宅に設定された大小兼用あのトイレ、僕に言わせれば大きな弱点があるんですよ。
それはやはり、表面を清潔に保つことと引き換えに失った衝撃吸収性です。大半のトイレ、便座は陶器製です。皆さん見慣れているように、陶器製であることによって、汚物を水で簡単に洗い流すことができるわけです。ところが表面が固い!結果的に彼ら便器は、落差のあったり勢いのある小水は跳ね返してしまうんですよ。そしてそれがハネとなって便器周りや便座裏に付着し、乾燥してこびり付く。これが僕がよく見るトイレ汚れの原因です。
これ、何とかしたいですよね。最近はハネを防止するために、男児には座って用を足すことを教える家庭も多いそうで、男子小学生の立ちション派は半数を割ったなんてニュースを聞いたこともあります。ただ、立ちションは男性の特権ですよ。男が漢たる所以だと僕は考えています。そう容易に便座に屈したくはない。だからこそ、我が家を建てる今、僕は立ち上がったのです。
トイレと加齢を考える
もう一つ忘れてはならないのは、人生の道理である歳を重ねることです。
再び自分語りが過ぎますが、社会人になったばかりの十数年前、新卒で配属された地方都市に移り住むため用意された社宅に引っ越したとき、初めてウォシュレットというものに出会いました。当時若かりし僕は、古紙回収で交換される通称ちり紙にも耐えられる強靭な肛門を持っており、ウォシュレットなんて軟弱な草食系男子の利用する邪道的ツールだと信じて疑わなかったのです。
それがどうでしょう、数十年たった今。勤務先のある巨大なオフィスビルに設置された業務用トイレには、当たり前のようにそれなりのスペックのウォシュレットが備え付けられており、僕は毎日その恩恵に授かっています。いや、もうなくなっては困るレベルです。
やはり、人は老化するんですよね。トイレにこもるたび、痛切にそれを感じます。我が子にはそんな思いをさせたくありません。我が家のトイレにウォシュレットはマストです。
トイレは我が家で唯一、一人になれる場所だと考える
このブログの読者だという方はかなり稀だとは思いますが、このブログの記事をいくつかお読みいただいた方はもうすでにお気づきでしょう。こう見えて僕は読書家なんです。
幼稚園の頃、本の読みすぎで牛乳びんの底のような分厚い眼鏡にかけることになった僕にとって、わずかでもぼーっとする時間があるならそれを読書に充てたい、本気でそう願うマセガキでした。必然的に、子どもの僕の書斎はトイレになるわけです。
いいですよ、トイレで読書。ここ数年こそトイレのお供はスマホになりつつありますが、それ以前は必ず本を持ち込む。あるときはトイレに本棚をつくっていたくらいです。
臭いは置いておいて、しんと静まった空間で便座に腰掛けページをめくる。喧騒のなか追う活字より明らかに理解が早く記憶にも明るい。おかげで、当時の僕のトイレ平均所要時間は平気で30分を超えていました。
家族が増えると、なかなか一人の時間を確保できないもの。これから年老いても、トイレの時間は大事にしたいものです。できるなら便座だけでなく空間そのものも清潔で、余裕のあるものがいいですよね。
そんな考えから、我が家のトイレ選びにおいて、タンクレスであることも条件に加わりました。タンクがないということは掃除すべき対象が減るということ。そして広い空間が確保できますよね。スタイリッシュですし。
そして行き着いた答えは
すみません、つい語り過ぎてしまいました。トイレ掃除のたびに感じていたこの想い、ぶつける先をずっと探していたようです。
ただこうして募り募った積年の想いによって、初めての我が家に設置すべきトイレの要件がまとまったのです。
- 汚れにくいこと、かつ掃除しやすいこと
- ウォシュレットがあること
- タンクレスであること
この3つが必須条件となりました。まとめるとアッサリしてますが、なかなか奥深いですよこれ。
閑話休題
そして実際にメーカー選びまでいきたいとこですが、、さすがに「長い」と嫁に怒られてしまいました。モデル探しについてはまた次回。
汚らしい話ばかり失礼しました。お茶に濁してもらえるとこれ幸いです。トイレだけに。
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