こんにちは、夫です。
すみません、前回は語りが過ぎました。
いやぁ思わずぶつけてしまいましたね、日頃の鬱憤を。アップしたあと嫁に般若のごとく怒られました。「ブログを掃き溜めにするな」と。トイレだけに。上手いこと言いますよね。
今回は真面目に行こうと思います。
おさらい
そうです。僕は新居に迎えるトイレを探していたのです。ついつい横道に逸れてしまいましたが、僕たち家族の(いや僕の)求めるトイレ要件は以下3つ。
- 汚れにくいこと、かつ掃除しやすいこと
- ウォシュレットがあること
- タンクレスであること
繰り返しにはなりますが、これには僕のトイレ環境への配慮と家族の排泄事情への配慮、そしてトイレの時間を有意義に過ごしてほしいという配慮、これらで成り立っています。どれだけ慮ってるんだ、と。そういうツッコミは置いておいて、これらを満たす可能性がある主要メーカーのトイレについて掘り下げていきます。
トイレメーカー各社の特長とは?
トイレの主要メーカーと聞かれると、ほとんどの方はTOTOもしくはINAXと応えるのではないでしょうか。実は2011年にINAXは統合して現在はLIXILブランドになっているようですね。そして最近、この二強に次いで近年シェアを伸ばしているのがPanasoric。僕たち家族もこの3メーカーから選択することにして各社ショールームを巡ったわけです。
1.素材の比較
トイレと言えば陶器。TOTOとLIXILの二大メーカーは陶器製のトイレを製造しています。一方Panasonicトイレは樹脂製。厳密に言えば有機ガラス系の新素材を使用しているそうです。有機ガラス系新素材は、陶器と比較して表面の凹凸が少なく汚れがつきにくい、という特長を謳っているようです。LIXILもLIXILで、表面に超親水性のアクアセラミック素材を使うことで、汚れを落としやすくしているようです。
・・・ぶっちゃけどんな素材を使ってようがあまり気になりません。だって現在住むマンションに備え付けられた数世代前のタンク付きトイレと比較すれば、どのモデルもハイスペックでしょうからね。ただ唯一、樹脂製のPanasonicは、陶器製トイレのような重厚さに欠けるのではないか、と見た目のチャチさは気になりました。結果実物はまったくそんなことはなかったのですが。
2.清潔性の比較
メーカーそれぞれに様々なモデルがありますが、僕は各メーカーの特長を以下のようにまとめました。
a)使っていないときに汚れを抑えるタイプ:TOTO、LIXIL
TOTOには、水道水から生成される電解水「きれい除菌水」を自動的に便器へ吹きかけ菌繁殖を防ぐ機能があり、LIXILには、便器内にプラズマクラスターイオンを放出する機能がリモコンに設定されています。使用していない時間帯をいかに清潔に保つか、という点に技術の進化を感じますよね。
b)使っているときに汚れを抑えるタイプ:Panasonic
Panasonicには、上記のような菌繁殖を防ぐ機能は一切ありません。が、トリプル汚れガードという物理的な機能が備わっていて、それらはまさに用を足しているそのとき、汚れが広がらないよう工夫された形状上のメリットです。詳しくはこちら。
僕は個人的にこのPanasonic的発想には好感が持てました。便器素材についても同様だったのですが、ミクロレベルやナノレベルの素材特長や菌繁殖抑制なんて、僕の目には映らないんですよね。それらによって、トイレクリーナーを活用した便座お掃除をしなくて良くなる、というなら話は変わりますが、汚れないなんてことは絶対にないんです。
そんなことより、ハネない汚れが広がらない、こんなコアなコンセプトを持ったPanasonicに僕は早くも魅力を感じていましたね。「ハネガード」、いいネーミング。
3.ウォシュレット機能の比較
「ウォシュレット」って、TOTOの商品名なんですね、知らなかった。。一般的には、温水洗浄機能というらしいです。
まぁそんなことは置いておいて、この機能については特にメーカーによる差異はありません。ただ、個人的には気になったのは洗浄ノズルの違い。そうです、洗浄ボタンを押すと便器の脇から顔を出してシャワーを浴びせるアレです。
普段隠れているアレ、汚れ気になりません?最近のモデルのほとんどは、自動洗浄機能がついているみたいですね。ただし、LIXILの洗浄ノズルは、おしり洗浄とビデ洗浄の2本搭載されているとのこと。つまり汚れも2倍です。Panasonicのノズルはなんとステンレス製で継ぎ目なし。素材はともかく、継ぎ目なし、という清潔的メリットには惹かれます。
4.コストの比較
ショールーム巡りにあたって、せっかくですので僕は各社同スペックのモデルを見積もってもらいました。コストはざっくりとこのくらい。
(※どのモデルも手洗い用カウンター付き)
標準モデルであるTOTOのタンクトイレとの差額として考えると、おおよそ\60,000-70,000差し引いた額が妥当とのこと。
かなりの価格差です。機能面では明らかにTOTO・ネオレストが抜きん出てますからね。納得といえば納得ですが、我が家にはトイレに数十万ものコストをかける余裕はありません。必然的に、タンクレスを導入するならPanasonicのアラウーノが濃厚ですね。
総合評価の結果・・・
薄々勘付かれていると思いますが、我が家に導入するトイレは、機能・コスト両面から僕のトイレ心をくすぐったPanasonicのアラウーノにしました。この業界における老舗メーカーではなく新興メーカーのモデルに決めたのは、やはり攻めの姿勢ですよね。
Panasonicのアラウーノシリーズ、ペルソナは30代の中年男性ではないか、そう気づいたのはアラウーノのブランドページを見たときでした。ラジオCMのテーマが以下。
《実録》日本男児のトイレ事情をインタビュー形式でご紹介(こちらから)
めちゃめちゃおもしろいですよ。「座って小用を足す」という切実な事情を恥ずかしげもなく語る中年男性と、その想いを汲むこともなく話半ばに淡々に切り上げようとする女性ナレーター。あまりのリアルさに泣きそうになりましたよ、僕。ぜひ気になる方は暇つぶしに聞いてみてください。
さて予想以上に尺をとってしまったトイレ編も一応これで終わりです。皆さんの、特に僕と同じ中年男性の参考になれば。それではまた。
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