BESSの本音と建前#2|仕様を検討するにあたって心がけてほしい二つのこと

BESS

こんにちは、夫です。

何だか多少ご無沙汰してしまったうちに早晩も朝方もずいぶんと秋めいてきて、あっという間に冬が訪れそうな予兆を感じます。冬が来ればいよいよ引っ越し、とかねてから想像していた僕たち家族からすれば、いつもは寒くて敬遠しがちなこの季節を今年ばかりは待ち侘びていた気すらしてしてきて、時が経つのは早いですねぇ。いつも同じこと言っているような。

さて、前回に続いてBESSの本音と建前。何だか大層なサブタイトルをつけていますが、要は我が家の勝手な期待と現実の乖離について、やっといて良かったな、またはやっとけば良かったなと思うことをつらつらと参考程度に書き留めているだけです。もちろん変わらずBESSを選択したことについては露ほどにも後悔しておりませんのであしからず。

絶対にやった方がいい二つのこととは

タイトルの通り、僕には契約から仕様の打ち合わせを進めていく上で、また工事が始まった今でも、諦めたり面倒くさがったりせず必ずやろうと心がけていることがあります。

一つは、疑問点や不明点、要望など些細なことでも必ず担当者へ確認しお願いすること、もう一つは、打ち合わせ内容や問い合わせ内容は必ず後で振り返ることができるように残しておくこと、です。

特に僕たち家族のように、家を建てるということにずぶの素人であると、業界の常識も普遍的な感覚も分からず、ともすればそんなことも知らないのかと嘲笑されるかもと不安に思ったりするのですが、一生に一度の買い物で恥を忍んでどうするの、と自らを奮い立たせて何でもかんでも連絡するようにしています。

些細なことでも担当者へ問い合わせる理由とは

これね、ある意味BESSあるあるだと思ってます。当然マンションや建売であれば、その仕様はすでに確定しているので自ら頭を悩ませる必要はないですし、逆に注文住宅であれば、ゼロベースで仕様をつくっていくものですから、お互い意見を出し合う関係性が始めから出来上がってるんですよね。

BESSで建てる際にその心掛けがどうプラスに転ぶのか、ちょっとまとめてみます。

1.標準仕様は決められているようで決められていないから

前回のポストでまとめましたが、BESSの各モデルには間取りや設備、建材の標準仕様があります。ただ、要望に応じて割と如何ようにも変更できます。

注意してほしいのは、「要望があれば」というところですね。僕の経験上、要望を出さないと標準仕様のままです。要望を出して初めて、(仕方なく)それに見合う間取り等を検討してくれるという、言わば受け身のスタンスはよく聞く話です。

そのため、できるかできないかはひとまず置いておいて、それが例え非常識なことだったとしても、まずは要望を伝えることが絶対必要です。BESSの標準仕様はかなり秀逸なので、そのままだったとしても取り立てて不満は出にくい点なかなか上手く出来てますけれども。

2.設計図書だけでは表現しきれないことがたくさんあるから

上で何でも伝えるべきとは書いたものの、調べようとすれば大抵のことは知ることができるんです。

なぜかというと、契約時に取り交わしたやたらと分厚い契約書類には、当初の設計図書が挟まれてあるから。

設計図書とは、いわば設計図の集合体みたいなもので、仕様検討の段階でよく見るのは、建物を外側から見た四面を表した立面図、俗に言う間取りを示した平面図、そして電気配線を表した電気配線図、使用するすべての建材や設備をリストアップした仕様書、BESSではこのあたりが渡されるんですかね。僕はそうでした。

これらを読み込めば現仕様の大概のことは分かります。それこそ、窓はどこに付くのか、その窓にはどのメーカーの何というサッシを使うのか、外壁の塗装に使うペンキの種類は何か、コンセントはどこに付くのか、などなど。

ただ、読み込めれば、の話です。僕のように建築の「ケ」の字も知らない素人からすれば、この設計図書を読み込んで完成図を3Dでイメージしろ、と言われても無理です。

例えば、コンセントの二次元での設置箇所は大体イメージできますが、三次元的に、どの高さにつくのかというのは想像しにくいですよね。これも以前取り上げたことがありますが、「H=1800」と数字で表されたりするのですが、ねぇ。。

3Dの完成図のことをパース、と言うらしいのですが、あまりにイメージできないので僕はパースを描いてほしい、と担当者にお願いしたところ、ものの見事に断られました。販社によっては対応してくれるところもあるみたいですね。

そして言わずもがな、これはどのハウスメーカーも同じなのかもしれませんし、時間的なものを考えるとやむを得ないのかもしれませんが、設計図書の内容なんて細かく説明してやくれないのです。

だからこそ、遠慮せず素人丸出しでなんでも聞いた方がいいです。僕は、(やり方が良かったとは思ってませんが)、設計図書を見て思い付いては都度メールを送るというメール攻撃をマシンガンのように連発してました。おかげさまでメールの返信が亀のように遅くなってしまいましたが。。

3.設備のオプション仕様はBESS資料にまとめられていないから

最後に設備について少し触れます。今までこのブログで取り上げてきた、ユニットバスやトイレ、キッチンや洗面台など各種設備にも標準仕様のものが用意されていて、有名メーカーの技術が散りばめられています。BESSが標準仕様として選択しているものはどれも割とスペックの高いものが多いので、そのままでもあまり不満はありません。

ただ、BESSロゴの入ったオリジナルの設備紹介資料には、選択されたメーカー品のオプション機能等はまとめられていないんですね。資料ボリュームの観点から添削しているのかもしれませんが。

例えばユニットバス。我が家はフルユニットバスを選びましたが、標準仕様はTOTOのサザナという製品でした。ショールームでも見ましたが、けっこう清潔感があっていい感じです。このサザナにはオプションで追加できる装備や機能がいくつかあります。僕たちは木の家に全面真っ白のお風呂も何だかなぁと思い、思い切って1面に木目調のアクセントパネルを導入しました。水アカ問題など色々あるみたいですが、そんな遊び心もいいですよね。

ところが、このアクセントパネルについては、BESS資料にはまったく載っていません。魔法びん浴槽などの一部のオプションは申し訳程度に紹介されているんですけどね。あれだけ見てしまうと掲載されていないオプションは追加できないような錯覚を覚えます。

これらも結局自ら調べて追加可能がいちいち確認しお願いする他ないのです。まぁ十人十色の要望すべてに応えられるような満足度100%の資料、提案をハナからしてくれ、というのも無理があるのでBESSを責めるつもりはないですが。(お客様のニーズやウォンツをヒアリングし、極力それを実現できる提案に努めるのが営業の仕事だとは思いますがあえてそこは流します)

後で振り返られるよう残しておいた方がいい理由

これは大半の方も留意されたと思いますが、やはり口頭での説明や合意は後々言った言わない問題に発展しやすいです。そうなるとお互い気持ちよくないですよね。

幸いにも、我が家の担当者は、打ち合わせ内容をしっかりメモとして残し、あとでそれをプリントアウトして渡してくれる几帳面な方でした。時々内容が漏れていたりするのですが、その場合はあえて僕から確認のメールを送り返信をもらうようにしていました。

やはり活字やメール文面という形で残しておくと、曖昧になったり抜けてしまったこと場合も見返せば補えるのでありがたいですよね。人間ですから忘れることを責められません。僕も忘れますし。だから忘れた、抜けた、漏れた、認識にズレがあった、そんなときのために何らかの形で手元に残しておくことを強くオススメします。

まぁおかげで僕はあまり電話はせず大量のメールを送りました。。職業柄もあるのかもしれません。担当者からするとさぞ嫌な客だっただろうと同情します。

終わりに

あれこれ書きましたが、総じてBESSは、一応僕の場合は、としておきますが、受け身です。率先してプラスアルファの提案をする、というケースはありません。だから前のめりの姿勢で施主側が舵を取っていく必要があると思います。結果実現しなかったことでも、確認してダメだと判明したのか確認せず諦めたのか、で建て始めた際の後悔レベルが違いますからね。

僕は100%理想通りの家にならなかったとしても、100%やれることはやったから後悔していない、と言える家を建てたいと思って小さなことでも調べたり聞いたり無茶を言ったり必死です。だからBESSに思うことはあっても、繰り返しますが今のところ後悔はありません。今のところ。。

それではまた。

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