移住先をチョイスする;①何から始めればいいのやら

移住のこと

こんにちは、夫です。
前回のポストで、移住を決断したきっかけを簡単に紹介しました。突然僕の半生を語ったようで読者の方々は少々面食らったかもしれませんが、何より僕の、投稿後の気恥ずかしさと言ったら皆さんの比じゃなかったと思います。さて、移住を決断してからの僕の動きについて紹介しようと思います。

移住しようと思い立って僕がハマった3段階の無限ループ

人生のターニングポイントを迎え、将来のことに思いを馳せ、そこで浮かべたイメージと現在の暮らしがまったく重なっていないことに気付いた僕は、地方移住を決断しました。決断した当初こそそれなりに情報収集しようとしたんですよね。いやほんとに。ただ、これから挙げる様々な障壁で思うようにうまくいかず、頓挫してしまった経緯があります。

その1.人生における大きな決断をしたことに満足した

当時の僕は、決断したことだけにやりきった感を覚えていました。あろうことか、この壮大なビジョンを自慢したくなるほど舞い上がってさえいたのです。そう、決断してからの僕はしばらく、具体的には何もしていなかったのです。

その2.単発的な移住先情報の良し悪しを判断する基準を持たなかった。

ふと我に返った僕は、まずは情報収集しないと、と考え至るわけです。現代人の情報源はまずはインターネット。検索サイトから「移住先」と調べると、移住先ランキングを筆頭に、人気のある移住先情報があれこれとヒットしてくるんですよ。代表的なものはこちら。


きっと全般的に「良い」移住先であるからこそ、上位にランクしていることは分かるもののその移住先の「何が」「どのように」良いのか、その「良い」が「僕にとって」良いのか明確に判断できないまま、当のランキングを眺めることしばしば。
つまり、「移住」という曖昧な何かに酔っていただけで、具体的な目的を持って移住を検討していたわけではなかったことに気づかされました。

その3.複数の移住先情報を横断的に紹介されたデータなど見当たらなかった

僕の理想としては、いくつかの特長をもった移住先の中から、カテゴリごとのメリット・デメリットをテーブルに並べて総合的に一番スコアの高い移住先を選択しよう、なんて考えてたわけです。そういう点からすると、先ほど挙げたランキングなどからいくつかの移住先をリストアップすることは容易なのですが、その候補を横並びに比較してスコア化する、なんてことは難易度が高い。支援制度なんて両手でも足りないほど様々なものがあって、地域によって呼称も支援範囲も異なったり。移住先から検討しなければならない僕にとって、これが一番のハードルでしたね。

結局このようなループにハマり、行動に移しきれなかった僕は、目的はあっても目標を立てられないダメ社会人のような状態に陥ってしまい、しばらくの間、移住そのものを棚上げしてしまったんですね。

明確なイメージを抱くことの重要性に気づく

そんな僕の移住熱が再燃したのは、結婚式で軽井沢を訪れたときのこと。
軽井沢には一番の趣味でもあるキャンプでよくお邪魔していて、豊かな自然と適度な利便性、そして過不足のない洒落っ気が見事に融合している場所。頻繁に利用していた山間のキャンプ場では、新緑や万緑そして紅葉と、樹々のグラデーションが綿密で、月ごとにその変化を観察しに行くほど。数年前はほとんど軽井沢キャンパーと呼ばれても差し支えないほど訪問していました。

言わずと知れた軽井沢の原生林。柔らかな木漏れ日と淡い緑のコントラストが瑞々しさと清々しさを強調しているようで。

そんな縁があったからこそ、結婚式の舞台に軽井沢を指定したのですが、「移住」を頭に浮かべ降り立ったそのときは、キャンパー視線とは異なる魅力を感じていたんです。それまで抽象的な移住イメージしか抱けていなかった僕にとって、そのとき瞳に映った光景が、長く家族と暮らしたい象徴なんだな、と思ったんですよね。
頭の中に、移住したい風景を写真のように浮かべておくってすごく重要なことだと思います。

図らずともこの結婚式を経て、移住先について具体的なイメージを持つことができた僕は、そのイメージを言語化し共有して、その条件を満たす場所を探すことでやっと第一歩を踏み出したのです。

まとめ

決断は大事なんですよね。ただし闇雲に取り掛かっても効果は上がらない。インターネット上に溢れた数えきれない情報の中から、必要なものだけを取捨選択するためにまずは、移住したその先に何を求めるか、何が譲れないのか、目的とイメージを明確にすることだと思います。
これからの僕のアクションはまた次回お話したいと思います。それではまた。

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