こんにちは、夫です。
移住を決断したものの動き出しに時間をかけてしまっていた僕に、結婚式で訪れた軽井沢の地が、自分の求めていたものを再認識させてくれました。さて、あの緑景を求めて、僕の移住先の選択は具体的なアクションへ向かいます。
イメージを言語化すること
とはいえ、当時僕の頭にある移住先のイメージはあくまでも僕自身のものであり、僕以外の誰かに、このイメージを明確に伝えることは難儀なわけです。僕の頭の中を投影できれば苦労はないのですが、誰もがそんなことはできないですからね。
僕とともに移住先を探そうとしている家族、特に妻とイメージを共有し、また、そのイメージを第三者に伝えることで、有用な情報を提供してもらえるよう、僕は、追求するイメージと譲れない条件を言語化することにしました。
移住先を考えるうえで描いておくべき3つの要素
まず僕は下に掲げる3つの要素で必要条件をピックアップし、逆に妻の挙げた必要条件とすり合わせて、「家族」としての明確なイメージを言語化しました。
①ビジョン:目的
移住することで僕は何がしたいのか。また家族とどうしたいのか。どうありたいのか。
僕が何より強く思ったのは、いずれ産まれてくるであろう僕の子供に揺るがない居場所を与えること。転勤族だった僕からすると、帰る場所がある安心さを与えてあげたいな、と。そしてできれば、僕と同じように自然と触れ合うことが好きで、樹々の中で成長してほしいということ。
奥さんにもこのあたりは共感していて、このビジョンについては共有することなくすでに共感し合えていたということです。
②リレーション:関係性
移住することで周囲との関係性はどうなるか。移住した先で、また現在の関係性は?
このあたりをリレーションとして考えてみました。転勤を繰り返していた学生時代にここ埼玉に落ち着き、また就職してから10年弱の転勤を経て、再びここ埼玉へ戻ってきました。
30歳手前に帰ってきて強く思うのは、学生時代からの長い友人とは仲間とも呼ぶべき強い絆があって、その関係性はお互いさえ望めばどういう形でも不変だということです。今では、週末家族ぐるみでご飯を食べ合う友人もいれば、突然我が家に訪れる酔っ払いもいたり
こういう仲はこれからも大事にしていきたいと思ってますし、その一方で、移住先でもこの歳でそんな友人を持てることを大いに期待してます。
「家族ぐるみ」っていいですよね。同世代で仲良く庭の焚き火を囲む、なんて憧れます。夢は描き続けようかと。
③ロケーション:場所、土地柄
上に挙げたビジョンを叶えられる、またリレーションを築ける場所として、どこに住みたいのか。
僕は、家族や未来授かるだろう新たな命のために、自然や季節を身近に感じられる土地を選びたいと考えました。行政が子育て施策に積極的で、移住促進と並行して実施している自治体。NPOやボランティア団体などが能動的に発信しているところなど惹かれますよね。
今育んでいる人付き合いはこれからも一層継続したいと考えているので、埼玉県内から、高速道路や新幹線などを利用してふらっと行き帰りできるほど距離感。できれば各地の友人たちにも頻繁に訪れてほしいな、とも思います。
そして移住先のコミュニティもしっかりつくって、地域に根差したい。そういう意味では、山奥に隠遁したいわけでも田舎暮らしもしたいわけでもないんですね。都会文化と田舎の境目とでも言いますか、境目から田舎寄りでも言いますか。
緑豊かな場所、里山と呼ぶような、人の営みがあるエリア。BESSの梺暮らしのコンセプトなんかまさにぴったりです。我が家の近くの展示場にもよくお邪魔してたり。詳しくはお知りになりたい方はこちら。
そんなこんなでまだおぼろげながらも、こうして言葉にすることで妻とも意見共有ができました。
そして、地図を開いてみた
冗談のようですが、僕はここまで来て、一度地図を広げたんですよ。具体的に言えば、GoogleMapを開いて、日本全国が見渡せる位置まで俯瞰しました。まぁ意味はないんですが、、ここまで頭の中を整理して、シンプルな疑問を持ったんですよね。
この地元からふっと思い立って行けるギリギリの直線距離ラインはどこまでだろう、と。僕の経験上、定期的にマイカーを走らせて向かう長野県軽井沢町まで高速使っておおよそ2時間。このくらいが、頻繁に訪れられるというか、まぁ許せるアクセスかな、と考えたんですよ。
この円の内側が、僕の移住第一候補先だと思い定めた訳です。やっとここまで来たなって感じですね。まぁまだ何もやってないんですけど、、、
取捨選択すること
条件を思い浮かべて言語化し、それを共有すると、やっと見えてきたんですよね。どうやって探してどう検討するか。
前回のポストでも触れた通り、移住先なんて国内だけでも数えきれないほどある。その中でより感度の高い移住先をピックアップするためには、まず取捨選択すること。いったん思いきって条件に合わない候補を捨て去ることにしたんです。まぁフィットする候補がなければまた一からやり直せばいいわけですし。
こうして、僕は関東、甲信越、少し足を伸ばして静岡や新潟、福島あたりを当面の候補地として具体的な自治体選びを始めることにしました。
さて、紆余曲折して絞られたとはいえ、まだまだ広いこのエリア。次のステップはまた次回お話したいと思います。
それではまた。
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