こんにちは、夫です。
新年度というのはえてしてバタバタするものですね。きっと皆さんのところも例外じゃないはず。
てことで前回のポストからやや時間が経ってしまいましたが、今回は思いきって移住情報のキャッチアップに外へ飛び出したあのときのお話をさくっとまとめたいと思います。
インターネットの不便さを知って・・・
過去のポストでも触れましたが、インターネットで移住先を検索すると、出るわ出るわ、移住総合サイトや各地方自治体公式HPの移住情報が何ページにもわたってリストアップされ、一覧化するのはなかなかハードだった経験があります。当然自治体によってHPの作りも違えば移住を扱う部署も違ったり(中にはNPO法人に外注している自治体もあったり)、更には移住検討者に打ち出したい特色や注力するポイント、そのあたりはカテゴリも全く異なるわけで、一覧化は難しいわけですよ。
ただし、閲覧する側からすればその情報はどこかに集約されてないものか、と思ってしまうんです。
途方に暮れたときに、学生時代の「図書館の法則」が浮かびました。えっ、何かって?
学生の頃、とりあえず何か調べる必要に迫られたときは、図書室や図書館に行って関連書籍を漁る、そんな経験誰でもあると思うんですが、
移住情報にもあったんですよ、47都道府県の移住情報が集約された夢のような場所が。
前置きは長くなったのですが、今回は、JR有楽町駅付近にある、認定NPO法人 ふるさと回帰支援センターを訪問した話をしたいと思います。
エリアによっては参考にならない方もいらっしゃるかもしれませんが、主要都市には同じような機能を持ったNPO法人もいくつもあるようですね。
ふるさと回帰支援センターに行ってみた
ふるさと回帰支援センターは、東京交通会館の8Fに位置しています。
(出典:ふるさと回帰支援センター)
東京交通会館、B1Fにはグルメ通も唸るメシウマ店が構えていたり休日の1Fではマルシェが開かれていたり、近くを歩いているとふらっと依りたくなるスポットではありますが、それらをすべてスルーしてエレベーターで8Fで上がると、閑散としたエレベーターホールの先に、カラフルな自治体チラシが並べられたラックが目に入ります。入り口の手前にはセミナー情報がまとめられたブラックボード。
よく分からず足を踏み入れると、愛想の良いスタッフの方がフロアマップを差し出してくれます、が、驚愕ですよ驚愕。
(出典:ふるさと回帰支援センター)
ご覧の通り、ワンフロアに47都道府県すべてのブースが連なり、パンフレットや資料を常設。更に各ブースには地域の相談員が常駐しているという本気ぶり。ある意味ここに集まらない移住関連情報はないのかもしれませんね。
だからこそある程度の「選択と集中」ができていないことには、氾濫する情報たちに呑まれてしまうでしょう。僕は前回のポストでお伝えした通り、検討する地域とイメージが具体化できていたので、入り口で立ち尽くすことはありませんでした。
相談員に話を聞こう
とはいえ、突然狙いのブースへ立ち寄るのも勇気がいるもの、、びくびくしながら僕がまず立ち寄ったのは長野県。
ここで各エリアの特色等を語るのはあえて控えますが、とにかく都道府県で一括りにされても、想定以上に都道府県内でバリエーション豊かであること。そりゃそうですよね、特に長野県を例にすると、海抜約300mに位置する村役場もあれば、約1,200mの標高にある村役場もあったり。都道府県内移住情報の詳細さで言えば抜群に揃っているのは確かです。
また、相談員の方も非常に人当りが良く、都道府県や自治体の紹介から希望内容、懸念点のヒアリングなど、微細に相談に乗ってもらえますが、特に事前情報として尋ねられる、つまり移住先を比較するにあたり差別化されやすいのは、以下の3つ。
①職について
現在の職業を続けるつもりなのか、転職して移住先で新たな職を見つけるか。
続けるのであればどうやって通うのか。転職の場合、いつからどのような希望を持っているのか。特に起業の場合、支援金を出したりシェアオフィスを積極的に設置したり、自治体によって積極誘致しているところも多いですよね。
②子育てについて
今子どもがいるか、それは何人か。また幼稚園や保育園に入れる意思があるか、など。子どもの人数によって定住支援金が加算されたり、祝金を振る舞われたり。また子どもの医療費や保育園費の負担補助についても自治体によって大きく異なるうえに、中には給食費全額補助、なんて自治体もあったり。そのあたりの制度を重視するなら、今後の子育て展望をまとめておいてもいいですね。
③住居について
何度も折に触れてますが、これも当然ですね。購入するのか賃貸するのか、また一軒家か集合住宅か。エリアや予算によっても選択肢が限られますので、相談員サイドからすると把握したいポイントかと。
このあたりは相談しながらでも問題はないと思いますが、ある程度絞れていれば、相談員からの提案がハマりやすいと言えますね。
それでも、各ブースを訪れるのは時間的にも・・・
いくつかのブースで色々な観点から相談はしたものの、まだ俯瞰でしか考えられていない僕にとって、都道府県ごとのブースはなかなか気が重い。何しろ熱量がまだ追いついていないというか気圧される雰囲気もあり。
そして、各都道府県ブースで自身の想いや状況、つまり自分語りを一から何度も繰り返すのも億劫で、結局入り口で声をかけてくれたスタッフに検討したい条件を素直に話して、該当する地域やオススメエリアの、膨大な資料を集めてもらいました。
フォーマットもバラバラで目を通すのも時間がかかりそうですが、まぁ逆に楽しみでもあります。ちなみに資料を自宅まで送付してほしい旨お願いしたら快く引き受けてくれましたので、届き次第自宅でゆっくり情報をまとめていこうと思います。
まとめ
これから自治体をチョイスしようという序盤のタイミングでふと足を向けてみたふるさと回帰支援センター。そこには膨大な資料と好感の持てる相談員の方が多数いらっしゃって、今回のような「まず集め」にも十分訪れる価値もあれば、いざココ!と決断した自治体との交渉の前哨基地でもあり、祖の場と交流を始めるきっかけでもあったり、今後のそれぞれのフェーズでお世話になるであろうスポットですね。
そして案の定、その後何度も用件を持って赴くことになるのですが、また次の機会にお話します。
それではまた次回。
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