移住の苦労話#2|引っ越して1ヶ月、日常生活に支障を来したことと言えば

移住のこと

こんにちは、夫です。

今年は類に見ない暖冬のようで、北国の各地で「今年は雪が降らない」との声をよく聞きます。僕の住む那須塩原市も例に漏れず、元々雪が多いエリアではないですが、気温も例年ほど下がらずかなり暖かいようですね。

僕に関して言えば、豪雪地域である新潟県内に2年間居着いた過去はありましたが、ここ数年は副都心さいたま市でぬくぬくと過ごした軟弱男子なので、暖冬とはいえこの真冬に東北地方の手前まで居を移した反響は大きく(我が家から15分も走ればそこは福島です)、何だか常にブルブルしています。寒さには弱いんです。

さて、那須塩原市へ引っ越して早約1ヶ月が経とうとしている中、環境をガラッと変えたことによる不都合をまとめてみたいと思います。

1ヶ月弱、我が身に起こったこと

まぁ人間誰しも、慣れない土地へ家族ごと動いたりすると、場所を問わず日常生活に何かしらの影響を及ぼすと思いますよ、当然ながら。引っ越しを伴うと家財を整理する億劫さを感じたり梱包したすべての荷物が片付かない限り細かなアイテムの行方が分からなかったり。ひとたび外に出ると、食料品や日用品を買う馴染みとでも言うべきスーパーのアクセスから調べなければいけなくなったり。セール情報を元に複数のお店を使い倒していた主婦の皆さんからしたら死活問題ですよね。分かります。

でもそのような通り一遍のことは置いておいて、特に首都圏から地方都市への移住や、マイホーム建築を伴う引っ越し、このあたりに影響された不都合を語りたいと思います。

1.インターネットが使えない

さいたま市民だった頃の僕は、毎月10GBほどのモバイル通信量を格安スマホで使い倒し、マンションではNURO光と契約して無線LAN(Wi-Fi)で高速通信を楽しんでいました。PS4でYoutubeを観たりspotifyで音楽を流したり、更にnasneでTV番組を録画したり。あ、そういえば数ヶ月前にnasneが生産販売を終了しましたね。

我が家には僕と嫁のPC2台、iPad1台、AmazonFireHD8があって、それぞれ用途別に使い分けています。当時通勤中の僕を支えていたのは、FireHD8にあらかじめダウンロードしておいた楽天マガジンの雑誌の数々で、マイホーム建築においてもそこで培った情報が活用されていました。

そして憧れのマイホームへ引っ越した暁には、NatureRemoをハブとして、しばらく使っていないiPhone5sをマザーリモコンとするスマートホーム化を画策していたんですよ。

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今までの生活とこれからのマイホームを支える根幹は、我が家へ引き込むインターネット回線であり、住み着く前にまず整えたかったのがこのWi-Fi環境だったはずなのですが、、

引っ越して早1ヶ月弱、未だに我が家にインターネット回線は開通されません。

新居にNURO光回線を引き込むためには、プロバイダであるso-netに引っ越す旨の報と工事申請が必要です。もちろん工事を施行するためには新居住所が必要であり、僕たちは住所を確定してすぐ申し込みをしたわけですよ。もう3ヶ月近く前の話でしょうか。。

宅内で行う光コンセントの取り付けやルーターに接続する端末の設置などの工事は、引っ越し日から数日内に地元の電気屋さんがやって来てアッサリと終わらせていきましたが、屋外、つまり電柱から敷地内にケーブルを引き込んでくるNTTの工事がまったく来てくれません。かなり混雑しているようですね。結局現時点では、引っ越しからちょうど1ヶ月後にあたる来月頭に実施する予定を立てています。

もうね、この1ヶ月。スマホの通信量がかさむのも問題なので、NURO光のオススメする格安モバイルWi-Fiレンタルに手を出したのですが、もう遅いのなんのって。まったく使い物にならず、スマホ通信に依存し、半月が経過する前に月間契約の10GBとこれまで繰り越してきた約7GBほど、計17GBを使い切り、もはやスマホ通信までモバイルWi-Fiに頼らざるを得なくなり、そして今に至る、こんな感じです。つい先日、やっと1月が終わりました。モバイル通信制限がもたらした私生活への不都合は大きかった。そして長かったこの1ヶ月。

主観的ですがNURO光は特に対応が遅く、コールセンターがほとんど機能していないほど受電対応に難があります。通信速度は文句なしなんですが。特にマイホーム建築、かつ決して都心ではないエリアへの移住となると、なかなか計画的にいかず工事日も限られる可能性が高いと思いますのでご留意を。

2.自治体ルールが分からず役所手続きが面倒だった

引っ越しをする以上転出届も転入届も必要なのですが、それに伴い勤務先に住所変更届を出したり、加入する健保組合に被保険者・被扶養者変更届を出したり、僕の場合マイホーム建築に合わせて不動産登記手続きを行ったり、市役所へ住民票や印鑑証明など公的書類を申請しに行くケースが多々ありますよね。

さいたま市に住んでいた頃は、駅前に「市民の窓口」という夜7時まで受け付けている書類発行窓口みたいなものがありましたし、月一度くらいは土日に窓口が開設されていたりしたので、働きに出ているサラリーマンの僕でさえ、住民票を発行することを面倒に感じたことはなかったのですが、引越し先の那須塩原市にそこまで制度が整っておらず、せいぜい窓口業務のクローズがたまにある程度。無計画だった僕にも問題があるのですが、引っ越し後に各所へ追加で提出しなければならない各書類に追われ、幾度となく仕事を休んで役所を訪れるのが非常に馬鹿馬鹿しく感じました。

よくよく調べると、マイナンバーカードの事前登録でコンビニで住民票等は発行できるようですが、どこの自治体も同様なんでしょうかね?とはいえまだマイナンバーカードは発行していません。転入届を申請した際にその旨少し案内でもしてくれれば、きっと当時の僕は飛びついたと思うんですけどね。

3.やはりすぐには慣れない寒さに苛まれた

新築マイホームの主暖房は薪ストーブです。幾度となく紹介してきたAGNI-C。フル稼働時のその熱量はそれはそれは凄まじいもので、Tシャツでもぬくぬく過ごせるとか何とか。

ただ当たり前ですが、下記ストーブは燃料である薪がないことには温めてくれません。そして薪は切り出して1年以上の乾燥期間を設けないことには完全燃焼してやくれません。我が家の敷地内には薪の原料となる丸太は腐るほど積まれていますが、薪難民だったのです。

一応引越し日が決まってから、那須塩原近辺にあるいくつかの薪販売業者に問い合わせてみたのですが、時すでに遅くどこも売り切れ。11月末のことでしたね。。幸いにもマイホームのお近くにお住まいの移住先輩家族からお裾分けしてもらい、1~2ヶ月ほどは焚けるであろう薪を確保したのでした。その節はほんと助かった。

とはいえ、引っ越し時点の我が家には、諸事情あって僕一人しかいません。延床面積約100㎡のログハウスに独り暮らし。日が昇る前に家を出て、日が暮れてから家に帰る、そんなしがないサラリーマンのために貴重な薪を消費する気は到底起こらず、結局1月いっぱいの平日はエアコンで凌ごう、そう考えていました。

いやー甘かったですよ。日中人が生活していないログハウスの室温が、ちょっとやそっとのエアコン稼働ですぐに上がるわけもなく。仕方なく、もう帰って寝るだけの生活と割り切って、なるべく着込んでベッドに入る、これを繰り返す毎日でした。引っ越してからしばらくは職場から早く帰ろうなんて気があまり起こりませんでしたね、新築なのに。だって寒いんだもん。

これは居を移す前に引越し先の気候を把握しきれていなかったこと、そして暖房対策を念入りに検討していなかったことに尽きますね。薪だって買おう買おうと頭では考えながら結局行動していなかった。特に僕たちのように冬真っ只中に引っ越す場合は、あらかじめ詰めておくことをオススメします。

ちなみにエアコン、我が家は1Fリビング・ダイニング約20畳の冷房のために1台だけ購入しました。富士通ゼネラルのノクリアX。室内機の左右にデュアルブラスターという記入発生ユニットを持ち、広範囲に冷暖風を送るという、尖った特長を持つ製品です。運転音が凄まじい分部屋全体まで暖気を行き届かせる性能は抜群で、薪不足の我が家をなんとか暖めてくれそうな予感。

4.田舎の不便さを念頭に置いていなかった

マイホームの細かな収納って引っ越してみないとわからないものですよね。キッチンの調理器具や食器類、カトラリーをどこに仕舞うか、食品ストックはどうか、書類関係の収納は、、、そんなときに便利なのがニトリや100均の種類・サイズが豊富なストッカーや見栄えも美しい無印良品の収納カゴ。僕たち家族も、引っ越してから必要な箇所のサイズと用途に沿って色々な収納器具を買い揃えようと考えていたのですが、、

那須塩原市内に無印良品はないんです。ニトリは我が家から10kmと少し。

つまり、片付けや整理を進める中思い立って収納がほしくなっても、なかなか買いに行ける距離ではないということ。かろうじて100均くらいですかね。どちらも5km圏内に当たり前のようにあったさいたま市在住時代の感覚は早々に捨て去らなくてはなりません。何事も計画が必要ですね。

おわりに

ざっくりと僕が本当に困った引越し後の難点をまとめてみましたが、今やっと各課題も徐々に解消されつつあります。ローカルなものはも慣れるしかないですけどね。マイホーム建築に関連することは、割と計画的に抜け漏れなく対応してきたつもりですが、その後の生活まで目が行き届いていませんでした。。

とりあえず、どなたか薪を分けてください。

それではまた。

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