BESSの本音と建前#1|契約してから知ったBESSあるあるを語る

BESS

こんにちは、夫です。

無事着工を迎えることとなったカントリーログ・カラマス。BESS川口に申込をしてから約10ヶ月経過してようやく、目に見える形で我が家が誕生し始めたということです。これまでには間取り、設備など様々な悩みを抱え、何とか一定の解答を出しながら具現化していったわけですが、その間、良くも悪くもBESS担当者とは一悶着も二悶着もあったのですが、悶着を重ねるだけお世話になったなぁとしみじみ感慨に耽るわけです。

これから「BESSの本音と建前」と題して、実際に事を動かしてみると想像と違っていたBESSに迫っていきたいと思います。「住む」より「楽しむ」なんて悠長なこと言ってないで仕事してよBESSさんと思ったことは幾度もありますが、前提としてBESSを選んだことはまったく後悔しておりませんので、笑い飛ばしながらお読みいただければと思います。

BESSを建てることにした僕のバイブルを紹介します

まず、です。このブログをご覧になられているあなたは、「アンチ程々の家宣言」という先駆者のブログをご存知ですか?

これ、僕のバイブルです。実際に建てたモデルは違うのですが、間取りや設備で悩んだ記録や、BESSに対する不満をこれでもかと赤裸々に語ったこのブログに、僕は感嘆を覚え敬意を払っています。そして、BESSと契約を交わしてからも何度も読み込みました。独特の作風が飽きさせないんですよねぇ。

もちろんこのブログに書かれた内容は作者の一体験には過ぎないのですが、そういう意味では僕自身理想ばかりを追い求めてBESSに決めたわけではなく、現実的な負の部分に目を向けたうえでBESSを選択したわけです。これぞ真のファン、真のフリークですよね。ユーザーの鑑とも言えます。←

まぁそれは置いておいて、バイブルを携え、嫁にも若干退かれるくらい先輩方のSNSやブログを読み漁った僕でも、契約後にびっくりさせられた「BESSあるある」がありました。事前に知っていればなぁと悔しい思いをした時期もありましたので、BESSさんに抗議を受けない程度にあえて記しておきたいと思います。

契約前に知っておきたい「BESSあるある」4選

1.LOGWAYのモデルハウスを標準仕様と思うなかれ

僕たちも契約前から何度も訪れては憧れていたLOGWAYのモデルハウスたち。BESSオーナーのほとんど全員がLOGWAYのモデルハウスをきっかけに契約したと言っても過言ではないのでは?まぁそれもそのはずですよね。モデルハウス1棟1棟だけでなく、モデルハウス内の家具やインテリア、デッキ周辺の外構だったり、もっと言えばLOGWAYという展示場そのものの雰囲気が完成されていて、我が家のイメージが湧きやすいものですから。モデルだとか間取りだとかそういうものの前に、BESSの世界観が好きなんだ、なんて主張もよく見かけたりします。

とはいえ、実はLOGWAYのモデルハウス、すべてがすべて標準モデルではないんですよ。つまり、LOGWAYに建てられたあるモデルに惹かれて同モデルの建築を決意したとしても、標準価格でまったく同じ上物を建てられるわけではない、ということです。

なぜLOGWAYのモデルハウスと現標準仕様が異なるのか。いくつか理由はあると思いますが、主なものを三つ挙げてみます。

一つは、LOGWAYに建てられているのが旧モデルであるケース。今となれば全国40ヶ所もあるLOGWAY、そのすべてが最新モデルであるわけがないですよね。モデル名が変わるほどのメジャーチェンジであれば勘違いしたとも言えませんが、僕たち訪れる側があまり気にしないレベルの些細なマイナーチェンジに当然気づくわけもなく。それこそ僕たちが契約したカントリーログにも、やれ外装塗料が変更されたり造作靴棚の仕様が変わっていたり洗面台そのものまでカタログと違っていたり。細かく見ると色々あります。

二つ目は、地域による差異。BESSでは気温、積雪や凍結などの条件によって全国を9つの地域に区別していて、この区分によって標準価格から仕様から変わってくるようです。この差が視覚的に影響する点もそれなりにあって、我が家のカントリーログは北関東地区に建てられることから、破風板が鋼板仕上げだということが先日判明しました。いつもお邪魔しているBESS川口のカントリーログ、破風板は木材なんですよ、細かいですが。他にもデッキ下がコンクリート仕上げか、サッシの標準仕様が樹脂製か、などなど。まぁ環境要因だから変更されるのはやむ無しですがね。

そして三つ目は、LOGWAYごと、つまり各地の販社ごとの違い。BESSブランドを展開しているのは、㈱アールシーコアという会社なのですが、このアールシーコアが直販しているLOGWAYは首都圏内の数ヶ所だけで、それ以外の殆どは各地でアールシーコアとパートナーシップ、つまりフランチャイズチェーンのような形態をとって運営しているようです。つまり各地のLOGWAYは、それらを運営する各地の販社によってつくられているわけで、当然BESSたる世界観や雰囲気、モデルは統一されているのですが、細かな仕様に目を向けてみると、良くも悪くも各販社の個性なのかオリジナリティが光っているんですよ。

SNSやブログでは、LOGWAYと図面の仕上がりが異なり、LOGWAYの仕様に合わせてほしいと依頼すると追加料金が発生する、なんて事例をいくつか発見したことがありますし、僕自身、Instagram徘徊によって見つけた他BESSオーナーの出来上がり画像をもとに、似たような要望をお願いすると、「うちの販社ではできません」という回答があり泣く泣く諦めた事例もあります。

理由はどうであれ、今まで見てきたもの、憧れていたものと明らかに異なる機能や外見に仕上がることがわかっているのであれば、あらかじめ伝える、教えるってのが親心というか配慮というか、そのあたりは少しがっかりさせられたこともありました。

2.LOGWAYによって諸々の対応は異なると思っておけ

上記と重なる部分があるのですが、FC形態をとっていることから、仕様だけでなく基本販社ごとの対応は一律ではないと想定しておいた方が後々楽です。笑

それは、例えば間取りに対する考え方。我が家は契約当時から開放感のあるつくりを志していて、BESS川口のカントリーログが暗かったせいもあるのですが、デッキを拡張し2面にできる限りオープンなサッシを入れたいと希望していました。SNS漁りでは1Fにピクチャーウィンドウを導入しながら標準サイズのサッシを2枚入れているカントリーログを見かけたりしていたので、さも当たり前のことかと思っていたのですが。結果構造上難しい、と担当から報告があり一悶着に発展しました。まぁ本心はどうであれ、我が家を親身になって考えてくれた結果でしょうし、その後も前向きな提案をしてくれたので今は納得しているんですけどね。他にも、3Dパースを依頼したりもしましたがどれもNG。

これはLOGWAYごとというより、更に担当者の考えで左右されてくることもありそうですが、これから契約を検討される方は、BESSブランドを利用を認められた各地区ごとに考え方に異なるログビルダーと家づくりを進めていくんだな、という思考に切り替えた方が賢明だと思います。もちろん先駆者たちの経験談を参考に我が家を想像していくことは大事ですし楽しいですけどね。

3.間取りはほとんどゼロベースで変更できると思っておけ

ここも良い意味で勘違いされがちなポイントかと思います。BESSの各モデルは規格住宅とよく呼ばれているのを目にしますが、カタログを見ればお分かりの通り数パターンの標準間取りが決まった形で販売されています。LOGWAYに行けば原則的には標準間取りで建てられたモデルハウスがあるわけですが、決して間取りが変更できないわけではないんですよ。僕も元々そう捉えていたクチなのですが。。

契約後間取りを検討していくあたって、BESS担当者から開口一番「構造上支障がでなければ、部屋数や位置関係などは自由に考えてください」的なことを言われ少し戸惑ったことを覚えています。幸いにも我が家は標準間取りが気に入っていたので、ゼロベースで考える必要はあまりなかったのですが、予算や構造、建築予定地などの制約を受けないレベルでそれぞれの願望を満たせるよう提案してくれるようです。たびたびしつこいですが、僕のSNS漁りでは、カントリーログにベランダを追加していたり1Fリビングと主寝室を仕切ったボロックス壁をぶち抜いていたり、半地下に一室設えているケースも!何だか僕の発想力の乏しさに悲しくなりました。笑

理想形を思い描いている方は、ぜひ遠慮せず担当者へ伝えるべきですよ。

4.かなり独特な支払いサイトを理解しておけ

最後はまた毛色の違う内容ですが、僕自身かなり面食らって住宅ローン選びの際にはずいぶん苦労しました。

BESSで家を建てる際には、契約時、着工時、上棟時、完成時、と4回に分けて費用の支払いを行う必要があります。更に土地を購入する場合は着工前に土地売主への支払いが発生するため、都合5回決済を行うわけですね。全額といかなくても大半を自己資金で賄うような方々には特段影響ないのですが、僕のように住宅ローンを利用する場合は要注意。

住宅ローンって基本的に総額を一括で借り受ける制度なんですよ。一般的にはマイホーム引渡し時に総額を借りて、そこから建築費用を支払う。ただBESSの場合、上記のように複数回の支払いが発生するため、住宅ローンも複数回に分けて借りる必要があります。これを可能にする「つなぎ融資」や「分割実行」と呼ばれる金融機関それぞれのサービスがあるのですが、どこも金融機関でも実施しているわけではないんですよね。機関によっては分割上限回数が決まっていたり。大体3回限度ですかね?

土地も合わせて5回にわたって分割できるケースもなかなか稀ですので、あらかじめて意識しておいた方がいいと思います。

BESSあるある、いかがでしたか?

あるある、というほど大した内容ではなかったかもしれませんし、もしかしたら「そんなん知ってるよ」という方も多かったかもしれませんが、僕たちは勝手に想像して喜んでは勝手に幻滅して落胆し、裏切られた気になって憤りを感じて、と無知がゆえに喜怒哀楽を爆発させたわけです。芸術でもないのに。

 

まぁ知っておいて損はないだろう、ということで、これからBESSを考える方のわずかばかりの参考になれば本望です。

それではまた。

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