欲望まみれの設備選び#10丨オール電化を検討する

おうちのこと

こんにちは、嫁です!

着々と始まった我が家の工事。先日基礎ができたところを見てきましたが、なんだか感慨深いですね~。着工が遅れたのでやっと!という気持ちもあり、早いなあ~という気持ちもあり。なんにせよ完成が楽しみです!

我が家はBESSの家を建てるにあたり長距離の引っ越しも伴うので、電気・ガス・水道がどのように変わるのか(主に料金や会社)気になるところでして。BESSの標準では、キッチンのコンロはIHクッキングヒーターで電気ですが、給湯などはガスになります。

我が家は引っ越し先のライフラインを調べて結局オール電化に変更することにしたのですが、本日はその話について書きたいなと思います!

引っ越し先のライフラインを調べてみる

現在暮らしている地域は東京電力・都市ガス・公営水道なのですが、那須塩原市にある引っ越し先の地域は東京電力・プロパンガス・公営水道になります。

そう、大きく変わってしまうのはガスです。

そもそもプロパンガスと都市ガスの違いは、というと、平たくまとめると配送経路です。都市ガスは、道路下に通されたガス導管を通じて各家庭に直接ガスが届きますが、プロパンガスは、液化されたLPガスを容器に充てんし、その容器を各契約者に配送しています。配送経路の違いもさることながら、わたしたち消費者が気になる大きな違いは料金ですよね。プロパンガスの料金は、都市ガスより高くなる傾向にあります。プロパンガスは自由料金制で各会社によって自由に値段が決められるからのようです。

まあ、都市ガスよりもプロパンガスのほうが熱量が大きいので、時間効率は高いかもしれませんが、コストパフォーマンスでいえば都市ガスの方がお得のようですね。前述の通り、プロパンガスは契約会社によって料金に差があるようなので、契約の際は十分検討する必要がありそうですね。

オール電化を検討する

上記のようにガス料金が上がってしまうのがわかったところで、さてどうするか。

まず考えたのは、コンロはガスが良いのか、IHが良いのか、という点。BESSの標準はIHクッキングヒーターですが、もちろんガスコンロにも変更可能です。しかしなぜBESSではIHを標準として推奨しているのでしょうか。

よくよく調べてみると、ログハウスの場合、防火上の理由によりガスコンロのある空間はリビングと区別されていなければならず、天井から50cmほどの垂れ壁を作らなければならないらしいのです。(参考:BESSTYROさんブログ)

垂れ壁かあ、、リビングを見渡しながらキッチンで作業をしたいと思って対面にしてるのに、なんだか残念だよなあ、、という思いもあり、元々IHにも全く抵抗はなかったので、垂れ壁問題も後押しして我が家はIHに決めることにしました。

そうなると、どうせコンロはIHで電気なんだし、プロパンガスを導入して今より高いガス料金を払うくらいなら、オール電化にしてしまったほうがいいのでは?と考えました。もちろん、オール電化にすることでガス料金が無くなる分、電気料金が嵩増しされます。さらに電気給湯器であるエコキュートを導入しなければならず、それなりの初期費用もかかってしまう。。

電気とプロパンガスを併用した暮らしと、オール電化の暮らし。どちらがお得なのか?プロパンガスの料金が高いからと言って、オール電化が絶対お得!とはいえないし、単純には比べられないんですよね、、そしてコストだけを検討すればそれで良いのか、、、どちらにもそれぞれメリット・デメリットがあるので、そこを比較してみるのがよさそうですね!

我が家は、プロパンガスにした場合、現状の都市ガスと比較すると同じ使用量でも高くなるだろうこと、更にマンション暮らしの現在より全体的な光熱費は上る可能性が高いことが気がかりだったので、思い切ってオール電化にすることにしました。

エコキュートを導入する

前述の通り、オール電化にするにはエコキュートの導入が必要です。エコキュートとは電気給湯器のことで、色々な仕様のものがあるようです。

なぜエコキュートが必要なのか

ガスを使用している家庭の場合は、風呂や蛇口からお湯を出す時、ガス給湯器で冷たい水の状態からお湯を沸かして使用します。オール電化にする場合、この給湯作業を電気で行う必要があります。電気でお湯を沸かす方法は、電気温水器とエコキュートの2つの方法があるようです。どちらも電気でお湯を沸かし、タンクに貯水しておける機械ですが、しくみに違いがあります。

電気温水器の場合、貯水タンクの中にヒーターを設置し、その熱を利用してお湯を沸かします。一方エコキュートの場合は、ヒートポンプ技術を利用して、空気の熱でお湯を沸かします。ヒートポンプ技術というのは、室外に設置されたファンが外気の熱を吸収し、その熱を利用してお湯を温めるものです。電気だけでなく、外の温度も活用するので、電気温水器よりも省エネルギーでお湯が沸かせます。最近ドラム型洗濯機の乾燥方法としても有名になりましたよね。

エコキュートは電気温水器よりも本体価格が高く初期費用がかかってしまいますが、消費電力は断然少なく、ランニングコストはお得。電気料金が電気温水器の約1/3に安く抑えられるそうです。夜間の低料金帯で1日に使うお湯を沸きあげ貯めておくことで電気料金節約を図るのがオール電化の売りでもあるので、エコキュートなしではオール電化の意味がなくなってしまうんですね。

そのような訳で、オール電化の家庭にはエコキュートがつきものなんですね。

どんな仕様のエコキュートにするか

オール電化をBESS担当さんに相談したところ、いくつかのタイプのエコキュートを提案していただきました。一般地向けのもの、寒冷地向けのもの、高圧力タイプのもの、薄型のもの、、

引っ越し先の栃木県那須塩原市は都心に比べるとまあ寒い。我が家はそこまで標高の高い場所にあるわけではないのですが、それでも避暑地ともいわれる那須の外れではあるので、寒冷地向けのものが適しているのではないか、と考えました。念には念を。。

そこで我が家はPanasonicの寒冷地向けフルオートというタイプに決めました。容量は460Lのタイプです。4~7人用となっていて、大きめのタイプ。お湯が切れてしまうのは避けたいので、これで家族が増えても大丈夫ですかね、、!

このエコキュートにした決め手はリモコンの見やすさと充実した機能です。台所リモコン、浴室リモコンともに画面が大きく、操作もしやすそうな印象を受けました。また、エコナビやお湯はりサポート機能などなど、省エネ機能が充実しており、それをリモコン画面で確認することができます。このような目に見える機能があると日ごろから節約を意識していけそうですよね。

オール電化で注意しておくべきこと

オール電化、火を使わないし火事の心配がなくて安心、というメリットはあるものの、災害などで停電になってしまったら大変です。ガス・電気、この2つのエネルギーが利用できる家庭であれば、災害などで一方に支障を来したとしても、もう一方が利用できれば最低限の日常生活を続けることができると思いますが、オール電化の場合、当然ですが我が家のエネルギー源がすべて断絶されたことを意味します。

わたしは東日本大震災を仙台の実家で経験したのですが、その実家がオール電化でして。停電が続いた結果、電気もお湯も使えない生活を実際に経験し、日頃からの備えの重要性を実感しました。あのとき、役に立ったのがキャンプ用品。ガスコンロ、ガスボンベ、ランタンなど、使えるものが意外にたくさんあり、一週間ほど続いた停電も乗り切ることができたことを覚えています。

その点我が家も同様で、夫の趣味でキャンプ用品は常備されていて安心です。(笑)基本的な災害対策グッズももちろん準備しておくべきだと思いますが、引越し後は、ポータブル電源のような家庭用蓄電池も導入する予定です。

最後に

非常時にもきちんと対応できるように備え、オール電化生活を楽しめると良いですね。さて、うちの電気代はいくらになるのでしょう、、最初の請求がどきどき。(笑)

それでは~!

コメント

タイトルとURLをコピーしました