ログハウスのメンテナンスログ#1|ある寒い朝、僕はデッキにペンキを塗った

おうちのこと

ハカイ
ハカイ

こんにちは、ハカイです。

突然ですが、ブログデザインを一新してみました。見栄え気にするくらいなら記事をどんどん増やしていこうと意識していた(つもりな)のですが、なんだかのっぺりしててつまらないなーと。

直帰率も低くないし、ヨメからコロナ感染を疑われるくらい体調不良な週末を過ごしてしまったので、これを気にあれこれテコ入れしてみようと思い立ちました。いかがですか?ぜひ忌憚のないご意見をいただきたいと思っています。

話は本筋に戻りますが、今日はログハウスメンテナンスのお話。

たった1年でデッキ塗装が必要って本当なのか?

BESSでカントリーログハウスを建てて早1年が過ぎた頃から頭の片隅で少しだけ気にしてたのがデッキ塗装。SNS界隈で精力的に活動されるBESSユーザーの先輩方は大体1年経過するかしないくらいの目安でデッキ塗り直してたんですよね、、、

ぶっちゃけそんなハイペースの塗り直しが必要なのか?と甚だ疑問が尽きませんでしたが、、

確かに違うんですよね。

明らかに1年前と見た目の美しさから水の弾き方まで全然違う。

特に屋根もなく雨ざらしになっているリビングに面したデッキーつまり僕たち家族がBBQしたり日なたぼっこしたり、リビングの延長として使うエリアですね、こちらは明らかに滑らかさがなくなっている。

更に言えば、、ログハウスで、そして那須暮らしで初めての夏を迎えて興奮していた当時僕が、窓を開けるとBBQスタイルを実現すべく、デッキにファイヤグリルを設置してホルモンやら鶏皮やらを焼き焼きした結果、あたりに飛び散った脂汚れが悲惨な状態です。

ハカイ
ハカイ

酒も進んじゃって、ついついね。。

確かに塗装自体は面倒な作業であるものの、早いうちからメンテナンスをこまめに念入りにしておくことで、経年劣化を少しでも緩やかに抑えられることは明白なので、手を抜かずなるべく早いうちに着手する計画を立てました。

しかし、計画倒れの毎週が続く

気持ちを奮い立たせてデッキ塗装を実行に移す決断をした僕たち。手順を色々と調べて、乾燥までを含めるとおおよそ2日を予定しておけば作業自体は完了できそうな目算を立てました。となると狙いはどこかの空いた週末ですね。土日の予定をまるっとデッキ塗装に充てられればそう難しくないプランニングのはず。。

はずだったんですが。。

そう思った2月初旬。予期せぬ来客が何週か続いたことで、デッキ塗装にかける週末を捻出することができないまま月末を迎えることになり、、

2月下旬、さすがにマズイなーと直近の週末に気合いを入れるも、週末が近づくとちらつく雨とみぞれ雪。少しくらいと強行しても良かったのかもしれませんが、色ノリが悪かったり木材に水分がしみ込んだりしたら、、と思うと及び腰になってしまい、天候に恵まれる週末をまだかまだかと待つ羽目に。

ハカイ
ハカイ

「もっと早くやっときゃ良かった」と思っても後悔先に立たずってやつ。。

天気予報と睨めっこする毎日が続くわけですが、この後に控えるどの週末も土曜か日曜、必ず天気が崩れるんですよね。何なんでしょう、日頃の行いってやつでしょうか。

ついぞのところ、もうお天道様には任せちゃおけん、ということで、日曜が雨予報の週末、たまたま金曜が在宅勤務だったので、仕事の合間に塗装までの事前準備を済ませておき、土曜朝からフルで塗装をこなす、という強硬策に打って出ることにしました。

それは春一番が吹き荒ぶ金曜日だった

朝、デッキを洗う

朝から澄み渡った空をチェックして一安心。仕事前の7時台にまずデッキに降り立った僕が手を付けたのはデッキ清掃。デッキ一面に水をかけてデッキブラシでゴシゴシ水洗い。さすが雨ざらしで放置していただけあって、ただこするだけでもそれなりにホコリや泥が落ちていくのがよく分かります。

デッキブラシ、中腰の構えての前後運動が結構カラダに堪えます。日課の室内バイク代わりに良い汗かいて、再びホースから水を流して念入りにすすいだところでいざ仕事へ。

昼、デッキにヤスリをかける

午前中の仕事を切り上げ、ランチを頬張りながらデッキを見やると、朝水浸しだったそれは強烈な日差しを受けてさらっと乾ききっていました。しめた、と着替えて再びデッキに降り立ち、取り出したのはサンダー。そう、アレです、電動紙ヤスリ。インパクトドライバー、電動丸ノコ、ブロワーに続いて僕がゲットした4つ目の電動工具はサンダーでした。

手作り木製家具の手触りを滑らかにしたいなら必需品といえばこのサンダーですが、ヤスリがけ自体時間と労力を惜しまなければ手作業できちゃう。そのためこれまで購入に躊躇していたのですが、デッキ塗装を決断するにあたり背中を押したのがこのサンダー、、こいつを買ったからには塗装しない選択肢はなくなった訳です。

僕が買ったのはランダムオービットサンダと呼ばれるマキタ製品。もちろん18v充電式、マキタ沼にズブズブハマっています。

平面を研磨するサンダーには、僕の買った回転運動で研磨するヤスリ部分が円形のランダム(オービタル)サンダーと、主に小刻みな前後運動で研磨する長方形のオービタルサンダーに2種類があるようです。僕の場合、研磨力が強く、何より削りカスを吸い取る集塵力も高い点に惹かれマキタのランダムサンダーを選択しています。BBQの脂汚れはある程度の研磨力がないと落ちそうにないですしね。。

またランダムサンダーは木材の面取りや曲面の研磨、果てにはパッドを取り替えれば車のワックス掛けもできちゃう(しないけど)と、多用途に活用に活用できる点も魅力でしたね。

と、本筋に戻りますが、サンダーを持ち出してデッキの研磨に取り掛かる僕。さながら新しい玩具を買い与えられた子どもと似たような表情をしていたことでしょう。

スイッチを入れていざデッキ面に当ててみると、サンダーの自重で適度に押し込むアタリもあって、片手を添えて方向指示してあげるだけでスイスイと削れる心地よい間隔。集塵力も抜群で、サンダーが通過した跡には今まで空気に触れていなかったであろう少し色の薄れた木面が顔を覗かせている。ブラシでこすり洗いする以上のスピードでデッキは研磨されていき、昼休みを若干残してヤスリがけも完了。

仕事に支障をきたすことなく1日目の塗装準備が終わりそうな進捗に安堵して、残る養生だけヨメに任せて僕は再び在宅勤務へ。

ハカイ
ハカイ

いやーこういうとき在宅勤務ってホントいいですよ。仕事とプライベートを一瞬でき切り替えられる訳ですからね。

昼下がり、ヨメが独りで養生シートを広げる

僕に代わって塗装前最後の準備に取り掛かったヨメですが、これがまた大変で。ヨメには養生、つまりマスキングをお願いしたわけですが。

ハカイ
ハカイ

養生とは、塗装面以外を塗ってしまったり塗料がかかったりしないよう、シートやマスキングテープで表面を覆うことです。

今回塗装するのはデッキだけなので、デッキに隣接したログ材や基礎のコンクリートなどに塗料がつかないようにする必要があるんです。一般的なマスキングテープだけでもいいのですが、世の中にはマスカーという便利な養生資材があってですね。

ご覧の通り、マスキングテープと養生シート(ポリシート)を一体化されてる画期的な代物。このテープ面をデッキ面ギリギリのところで貼付して、付随するシートをログ壁のある程度の高さまで広げて固定すればあっという間に養生完了という訳です。

こんな便利なツールを見つけたのでヨメに丸投げし、それなりの長さを独りで固定しては広げるを繰り返して何とか終わらせた(んだろうね)ヨメありがとう。

夕方、悲劇が起こる

一息付きたくなった15時過ぎ、ピュウピュウ吹き付ける強風が騒がしくて、小休止ばかりに1Fへ降りた僕が目にしたのは、窓越しに風にたなびく養生シート。そう、今日は春一番。

ヨメが苦労して固定した養生シートは、強風に煽られてあっという間に剥がされたようで、それはもう無残な状態。慌てて外に飛び出して、(ヨメには悪いが)固定したマスカーはすべて回収。これまで散々後ろ倒ししてきたデッキ塗装、そう順調にいくなんてことないですよね。泣く泣くこの日の養生は諦め明日に備えた訳です。

ヨメ
ヨメ

・・・骨折り損のくたびれ儲け。。

2日目、それは寒い朝のこと

そう、いざ塗装実行日は3月にしてはやたらと冷え込んだ朝。さすがにデッキに霜がつくほどではないものの昨日の暖かさはどこへやら。。

雨足も近くまで迫っていそうなので、早起きして昨夕憂き目にあった養生から。前日のリピートのようなログ壁の養生に続き(結局新しいマスカーを使いました)、デッキ下のコンクリート基礎材にもペンキが滴らないよう、前日風に煽られたポリシートを半ば強引にデッキ下に敷いてみることに。

作業用ツナギに着替えて、いよいよ塗装です。ペンキは当初悩んでいました。BESSユーザー御用達のキシラデコールにするか、意外と愛用者が多くコスパの高いアサヒペンのウッドガードにするか。今後も年に一度のペースで塗り直していくのなら、そこまでクオリティにこだわる必要もないのかな、と思いつつ、最初くらい実績で選んだ方がいいのかな、とも思ったり。

結局今回はキシラデコールに気持ちが傾いていたのですが、、我が家の裏で見つけちゃいました、建築時に余ったBESSオリジナル塗料、ノンロット205NN!ペンキの悩みなど雲散霧消し。今回は二面あるデッキの片面しか塗り直さなかった訳ですが、二度塗りでも4L缶で十分間に合いました。

ちなみにデッキ用(外部用)のペンキには、木材に浸透する浸透タイプと木材表面に塗膜を作る造膜タイプがあるらしい。更に水性・油性タイプの2種類。それぞれ特長があるらしいですが、塗り替える・塗り直すではなく塗り足す、という意味合いの方が強い年に一度程度のメンテナンスであれば、前回塗料と同じタイプを選んだ方が耐性を損いにくいようです。

つまり前回と同じ塗料を選んでおけばまぁ間違いなし。今後はノンロットでなくとも(高いので)、当面は浸透性・油性タイプのペンキを選べばいい訳です。ここまで踏まえてのキシラデコールかウッドガード二択だったのですが、次回に持ち越しですね。

さて本題に戻りますが、あれだけ億劫がってたデッキ塗装、面積は広いものの特に作業を阻害するような障害物もなくどこをとっても平面なので、結論から言えば非常に楽チンでした。ただの往復運動ではあるものの、色が乗っていく様が心地良くて、途中から割と楽しんでましたね。まぁ寒さは身に沁みましたが、昼過ぎには二度塗りも終えて、あとは乾くのを待つだけ。2日にわたるフル稼働で達成感もそれなり、快晴に照らされてペンキが落ち着いて行くのを見ながら労りのビールを飲む至福。。

まぁせっかくなので、次回に生かしたなーと思っている成功・失敗ポイントをまとめて締め括ろうかと思います。

初めてのデッキ塗装を振り返って・・・

コテバケはマストアイテム!あるかないかで効率が倍変わるよ

デッキ塗装に使うべきは刷毛でもローラーでもありません。コテバケ一択です。ん?コテバケ?知りません?デッキ塗装業界ではもう不動のポジションを確立してるんですけどね、、、

こういうやつです。短めの柄にスポンジのような刷毛部分がくっついたもの。これの何が良いかというと、抜群に塗りやすいのです。スポンジに大量の塗料を吸い込めるため、一度に広く塗り進めることができ、かすれることもなし。力入らずにスーッと色が乗っていきます。あまり塗料を染み込ませすぎると、塗り終わりに塗料の液溜まりができやすいですが、デッキ面からコテバケを離す瞬間にさっと広げてあげればそれほど気にもなりませんし。

こいつのおかげで本当にスイスイ。一度にデッキ材4枚ほどを奥から順に塗りたくっていけば、我が家の6.8×2.7mのデッキ片面くらいわずか15分ほどで塗り終わりました。

デッキ材の隙間にはベンダーを使うと良いよ

デッキ材とデッキ材の間に空いた絶妙な隙間。ここは雨も滴るし風の通り道でもあるので、塗料の保護は当然必須。でもコテバケでは当然塗れないし、刷毛でもちょっと面倒そう。そんな時に使うのがベンダーってやつです。こんな形してます。

この起毛部分に塗料を染み込ませたベンダーを隙間に差し込んでスライドさせれば、デッキ材の短辺部分にもしっかりペンキを行き渡らせることができる訳です。

僕はこれをネットで探してあっさりAmazonでポチッっとしちゃったのですが、デッキ材の隙間間隔がどの程度かによってベンダーの厚みを選んだ方が良いです。隙間に対してベンダーが薄いと両面が一度に濡れず、塗料がデッキ基礎部分に落ちてしまう可能性もあります。逆にベンダーが厚すぎると当然隙間に入らない。。意外とどこのホームセンターにも置いてありますので、隙間間隔を測った上で近隣へ買いに行くことをお勧めします。

ペンキはこれでもかとかき混ぜた方が良い。じゃないと後半につれてどんどん色が濃くなってゆくから

これ、僕がやっちゃったやつです。塗料を4L缶から受け皿に注ぐ時は、缶ごとストレス解消かというくらい撹拌しまくっているので問題ないんですが、塗装しているうちに受け皿内で沈澱していきます。とはいえコテバケ使っている場合、極力スポンジ部分に塗料吸い込み過ぎないように、塗料の面を撫でる程度にしか触れないようにしてしまうんです。。

結果、受け皿の塗料がなくなるにつれて妙にペンキの色味が強くなり、我が家のデッキは所々パンダのような色ムラができてしまっています。。僕はそんなに気にしてないのですが、色にムラがあるということはペンキの持つ耐候性にもムラがありそうな気がしてなりません。

少し塗り進めるたびに木の棒のようなもので撹拌すれば良いだけの話なのですが、面倒くさがっちゃうとダメですね。

煩わしがらずにビニール手袋は必ず着用しなさい

油性塗料、肌につくとなかなか落ちません。。ベタベタするしあまり気持ちの良いものでもありません。塗装するときくらいは必ずビニール手袋をはめるべきです。僕は軍手の上にビニール手袋を着用していました。外したり嵌めたりが面倒になると億劫になるので、さっさと塗り切ることですね。

天気の良い週末を前広に確保しておくこと

最後の反省点はこれしかありません。僕たち家族は先延ばしが祟って痛い目に遭いました。でもあまり後ろ倒ししてもデッキの調子は悪くなる一方ですので、適切なタイミングで計画立てておいた方がいいですね。最低でも2日間は晴れ間に恵まれる必要があります。

まとめ

初めてのデッキ塗装、色々と反省点もありましたが明くる日の雨を見事弾く生まれ変わったデッキを見て安堵。脂汚れも薄くなりほぼほぼ目立たなくなりました。従来の輝きと昨日と取り戻したようで及第点ですかね。

最後になりましたが、皆さん気づいておられますか?さも2年目のデッキ塗装は完了したようにまとめていますが、全くそんなことはない、ということに。

そうです。玄関に面するデッキはまだ手付かずの状態なんです。まぁ中折れ屋根で守られてるからまだいいか、なんて。。

ハカイ
ハカイ

ガーデンシェッドの完成目処が立たないせいで端材やら農業用具やら散らかってるから塗装なんて全く目処が立たないのはここだけの話・・・

いつになるでしょうか。。それではまた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました