こんにちは、夫です。
本日は広大なお庭の活用方法について。デッキから広がる一面にはグランドカバーとしてクラピアを植えることにしました。これは育つのを待つばかりなのですが、お庭で実現させたいことはまだまだ他にも。
梅雨が明けてやっと野外作業ができるようになってから、直近の目標は家庭菜園エリアづくりとガーデンシェッドづくり。
特に家庭菜園については、夏前に早くもいくつかの夏野菜を購入し、プランターや植木鉢で窮屈に育て始めていたので火急の要、土日に日が差し始めた8月初旬に僕が取り組んだのは、庭の一角に備え付けるレイズドベッドの制作でした。
レイズドベッドってご存知?
なんだかオシャレな響きに聴こえるレイズドベッドですが、直訳すると、上げた花壇。つまり、地面と同じ高さではなくレンガやブロックや木材などで高さをつくり、その中に土を留めることで植物や野菜を植える土表面を高くした花壇のことのようです。
レイズドベッドって必要?
広大な庭が広がる我が家でレイズドベッドなんてつくらなくても地植えすればいいじゃない、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、あえて設置したのは以下の理由から。
①足腰の負担を懸念して
家庭菜園とはいえ、草花や野菜を育てるにあたり、土を耕し種を蒔き、水やりをしたり芽を間引いたり、そして収穫をして、と相応の手間がかかるのは当然です。結果、種を蒔いたり苗を植え付けたり、としゃがんだりかがんだりして行う作業が必然的に多くなる訳ですよ。これまた当たり前ですが。
ある程度のサイズともなると、この地面に近い高さの作業がかなり負担になります。とはいえ耕作面積を小さくするとその分収穫量は落ちる。
そこで、家庭菜園として考えていた畑の面積のうち約半分をレイズドベッドとして、あまり負担のかからない高さで作業ができるよう調整しました。
②庭の土壌を考慮して
元々那須の一帯は砂礫層という保水力の弱い、つまり水がすぐ地中へ浸透してしまう地質で、更に少し掘り返すと石や岩がゴロゴロ出土される不毛の地です。我が家も例外ではなく、今でこそ黒土を全面的に均して敷いたので、見回すとそう違和感を感じないと思いますが、薪棚を拵えたときはこの巨石巨岩どもを掘り起こしては取り除く作業に体力の8割を持っていかれました。
何が言いたいかというと、保水力もなく、かつ岩石がたくさん埋まった土壌に、根を強く張る野菜や根菜類を植えても伸び伸びとした生長は見込めないだろうということです。
そのため、大根や人参、芋類などを収穫する意図もありレイズドベッドを導入した経緯もあります。
③庭の景観を踏まえて
ついでみたいな感じになりますが、今のところクラピアと雑草、そして横たえられた丸太しかない殺風景な我が広庭、やっぱり目に見える位置に鮮やかな草花があってもいいですよね。
レイズドベッドには花壇的な役割も持たせ、数種類の野菜とハーブ、そしてコンパニオンプランツとなり得る多年草を植えて四季を楽しめるガーデンっぽくしたいな、と考えた訳です。もちろんこれも地植えでもいいんですが、、地面から離れた位置にハーブとか花とか寄せ植えされてるのってちょっとオシャレじゃないですか。。まぁそんな邪な狙いもありました。
どうやって完成させるか
レイズドベッドの型枠って、Amazonやら楽天市場やらを探すと、そこそこ出てくるんですよね。
SNSでつながってる方に聞いてみても、けっこういろんな既製品を購入して、組み立てて設置しているケースがほとんどでした。フラットに考えれば、所詮土が崩れないよう囲うただの型枠でしかないですからね。。
例えば大手ホームセンターのカインズでは、こんな既製品が販売されています。
値段もお手頃で見た目もそんな悪くないですよね。
また、海外のAmazonにはガルバリウム鋼板仕上げのレイズドベッドもあったり。なんだかアメリカンでカッチョええ。
もちろんこのような既製品を取り寄せて設置するという選択肢はあったのですが、色々思うところもあり、最終的に我が家では近くのホームセンターで木材を適当に購入し、DIYで作り上げました。わざわざ。
レイズドベッドをDIYした理由
冒頭の通り、レイズドベッドの製作に取り掛かったのは暑い暑い8月のこと。諸々の手順を振り返ると、既製品さえ買ってればあんなツライ思いしなくても済んだのに、、となんだか煮え切らない思いを抱えることがいまだありますが、DIYすると決めたのにはそれなりの理由が。
①木製にこだわりたかった
こう表現するとすごく安直に聞こえてしまいますが、外構で初めてDIYしたのが単管パイプ製の薪棚です。
当時は、いやよく考えるといまだにそうですが、DIY初心者であったために、なるべく少ない工程で無理せず完成させたかった背景もあり、単管パイプで製作することにしました。
実際基礎づくりに手こずったものの、薪棚自体はネジ回すだけで立ち上がり、その簡便さの割につくり自体は大変頑丈。そしてそこそこの収容力を発揮しているので後悔はしていないのですが、やはり木製の方が庭全景には馴染んだなぁと。今は庭の片隅にしょんぼり立っている程度なので気にはならないですが、移動や拡張するときには木製で作り直そうかな、とおぼろげながら考えています。
レイズドベッドを含む家庭菜園も、薪棚同様に庭端に位置するとはいえ結構な面積にもなるし、できれば木材を組み合わせて手づくり感を存分に出し、周囲に馴染むことを期待しました。
レイズドベッドは、土を内部に留めることから耐水、耐候性が非常に重要です。そのため、既製品は木目調の樹脂や合成木材を材料とするものが多いんですね。遠目からはそれ程気にならないんだろうとは思うのですが、些細なことでも妥協したくはなく、、いや当時の僕はモチベーションがずいぶんと高かったようです。
②サイズを自由にアレンジしたかった
家庭菜園づくりを計画している中で、当初は2×5mほどを想定した畑の手前にレイズドベッドを2基並べて、その間隔を1mほど空けることで、家庭菜園エリアへのエントランスのような見せ方をしたいね、レイズドベッドの間にはレンガでも並べて、レイズドベッドを抜けると数種類の野菜が植えられた畑が広がるなんていいねぇ、などと嫁と夢を語り合っていました。花壇としての見映えも考慮すれば、高さも1mくらい。
そうすると、レイズドベッドとして求められるサイズ感は、幅2m×奥行1m×高さ1mが目安。なかなか巨大なやつですね。
既製品もそれなりのサイズではあるのですが、ひと回り小さいんですよ。複数基購入し並べたり積み上げたりして必要な幅、高さを担保することもできますが、無為にコストも嵩むだけだし。そう思うとDIYの方が都合が良かったんですね。奇しくもホームセンターで売られている各種木材の規定サイズがレイズドベッドの必要サイズに近かった、というのも決め手になりました。
③DIYしたかった
うん、なんだかんだ理由つけてますが、結局のところなんか作りたかったんですよね。次女が小さくてそう遠出も旅行もできないし、それをコロナ禍が後押ししてましたし。
何より引っ越し直後に奮発して買った18vのマキタ製インパクトドライバーと丸ノコは、ちょっとした棚受け金具を壁に固定するときと棚板切るときくらいしか活躍してないんですよ!
そこそこの大物に手を付けない限り、特に丸ノコなんて使わないですしねぇ。てことでこれはチャンスと手づくりレイズドベッドを思案した訳ですね。
僕が購入したマキタ工具たちはこちら。
レイズドベッド、どう作るか、、、
繰り返しますが、DIY初心者の僕。嫁も手伝ってくれる気配はなし。DIYすると決めてからは、毎日毎日通勤の新幹線の中でDIYerたちの完成品やら設計図やらを漁り続けました。
木製で、耐水・耐候性に強く、そこそこ大きくても違和感はなく、植物の生育を妨げず、できれば畑仕事のひと段落をつけるようなスポットに、、、
並行してガーデンシェッド(物置小屋)づくりも検討していたので、ネット世界を様々な検索ワードをキーにして探し歩きましたが、気づいたことが一つ。
DIY系のアイディアや事例は意外とYouTubeにアップされてるんですね。動画であれば多少粗さはあるものの、製作過程もさることながら、どのようなツールを活用しているかも丸わかり。初心者には大変ありがたい。
けっこうDIY計画YouTuberが多くてビックリしました。もしかして常識でした?なんだかお恥ずかしい。。
そうして、我が家の広庭に馴染みそうなレイズドベッド製作動画を見つけ、思わず嫁に動画を転送した話は後編でお伝えしようかと。
それでは次回また。
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